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最終更新日:2024年4月9日

教育方針・目標

令和6年度 学校経営計画

1 目指す学校像〈学校経営の理念〉

「チーム王三」で ALL IN, ALL WIN 

teamr4学校教育の役割は、知・徳・体バランスのとれた子どもを育てること、そしてその子どもたちに基礎的・基本的な学力と体力、社会性をきちんと身に付けさせることである。しかし、その目的も学校だけでの達成は困難であり、家庭・地域による教育、そして学校による三者の連携、「チーム王三」の結束があってこそ、達成につながるものである。

令和6年度も「ALL IN,ALL WIN」を合言葉に、「みんなでやって、みんないい」を目指す。「みんな」とは学校、家庭、地域、そして時には子どもを含む概念であり、全員が当事者意識をもって教育活動に関わることで全員が幸せ=well-being(ウェルビーイング)な状態になることを目指すものである。

そして、「チーム王三」は、これを実現するための大切な絆と位置付け、地域の宝、未来の希望である子どもたちの健全な成長のため、家庭・地域・学校の三者が共に協働の精神でその絆を強く太くしていくことを目指すものである。

<ALL IN>                    <ALL WIN>

家庭:家庭教育、居場所作り、学校支援活動  → 家庭:子どもの成長、安心して通わせる学校
地域:地域行事、見守り、学校支援活動    → 地域:学校への信頼・発展、地域の活性化
学校:学校教育、地域貢献活動、情報公開   → 学校:子どもの成長、自己の成長・自己実現
子ども:地域貢献、学校づくりへの参画    → 子ども:自分の成長、自己実現、学校への誇り

2 目指す児童像〈王三小の教育目標〉

 子どもたちをのびのび育てる

 <教育目標> 人間尊重の精神を基本とし、心身ともに健康で人間性豊かな児童を育てる。

○ 元気な子 … 明るく元気な子
 ・規則正しい生活習慣を身に着け、安全な生活を送ろうとする子
 ・進んで運動に取り組み、体力の向上、健康の保持・増進に努力する子

○ 考える子 … よく考え自ら学ぶ子  → 本年度の重点目標とする
 ・基礎的・基本的な学習内容を身に付け、問題解決に活用しようとする子
 ・進んで学習に取り組み、学力の向上に努力する子

○ やりぬく子 … 最後までやりぬく子
 ・あきらめない気持ちをもち、粘り強く取り組もうとする子
 ・進んで課題に取り組み、その克服に努力する子

○ 仲よくする子 … 誰とでも仲よくする子
 ・自他を尊重する気持ちをもち、友達を大切にしようとする子
 ・進んで互いに助け合い、よい人間関係の構築に努力する子

3 中期的目標と方策

◎「チーム王三」のチーム作りを通して、家庭・地域とともに歩みを進める学校経営を構築する。
○保護者や地域とともに教育活動を進めるという視点に立ち、スクールコーディネーターを活用しながら、家庭・地域とともに歩みを進める学校経営を構築する。
・新学習指導要領に示されている生きる力を育む教育を目指し、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を通して、創意工夫を生かした特色ある教育活動を実施する。
・校内研究の取組を生かし、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実のもと、基礎・基本を大切にした学習活動を展開して学力の確実な定着を図り、子どもたちの意欲的な活動を支援する。
・人として、互いの価値観を認め合うことのできる豊かな人間性を育成する教育を推進する。

4 今年度の具体的な取り組み(概要)

◎最重点課題を新学習指導要領等の理念の具現化と位置付ける。そして、確かな学力【知】、豊かな心【徳】、健やかな体【体】のバランスのよい育成を目指して、 学校経営に臨む。

(1) 家庭・地域と協働した教育を推進する
◎「地域とともにある学校づくり」を推進する。
○学校・地域・家庭で協働し、地域学校協働活動の考え方を生かした学校づくり
 ・学校評議員会やスクールコーディネータのシステムを生かした学校づくり

(2) 確かな学力を保証する
◎基礎・基本の定着を図る。
○校内研究の取組を生かした、能力や特性に応じた「個別最適な学び」と互いに教え合い学び合う「協働的な学び」の一体的な充実
・教科書やきたコンを活用した授業による、基礎的・基本的な知識・技能の習得及び思考力・判断力・表現力の伸長を目指す指導の充実  
・朝学習の時間の有効活用、学力フォローアップ教室、家庭学習、補充学習等の充実
・東京ベーシックドリルの活用等を通した一人一人の学力アップ

(3) 豊かな心を育む
◎思いやりの心や社会性、規範意識を育む。
○挨拶当番の重点的取組など、「3つのあ」(あいさつ・あつまり・あとしまつ)の指導の徹底を通した基本的生活習慣の醸成と、その「あたり前」の状態としての定着  
・アンケートやQU等を活用し、いじめは「しない、させない、見逃さない」で未然防止。また、早期発見、早期対応の徹底
・言語環境や教室環境の美化、心の木(友達のよさを認める活動)の実践等による「美しさを尊ぶ教育」の推進(きれいな言葉 きれいな心、きれいな学校)
・特別の教科 道徳をはじめとした全教育活動における道徳教育の充実

(4) 健やかな体を育てる
◎自分自身の健康に対する関心を高め、実践につなげる。
○運動・保健・食育の3つの分野からの、生活習慣や運動習慣等の定着に関する研究の成果の継続的実践
・運動…2分間のラン&ラン、すくすくタイム等、全校での運動への日常的な取組
・保健…うがい・手洗い等の実践の徹底と体と心の健康についての知識と技能の習得
・食育…栄養バランスを考えて食生活を送る態度と食への興味・関心の育成

(5) 誰一人取り残さず、共に学び、共に成長する力を育てる
◎個に応じた教育を推進する。
○特別支援、ユニバーサルデザインの視点に立った教育活動の展開
・校内別室指導支援員配置モデル校として、校内別室支援員を活用した不登校対策の推進
・教職員の児童理解を深める生活指導夕会の充実と研修機会の設定
・関係諸機関との連携を密にし、特別支援コーディネーターを中心としてSC、巡回指導教員と共に情報を共通理解できる校内委員会の活性化と適正就学の推進

(6) 主体的に社会の形成に参画するための多様な力を伸ばす
◎社会の変化に対応し、主体的にたくましく生き抜く力を育成する。
○避難訓練や安全指導・安全点検・防災教育等の推進による安心・安全な学校づくりの推進
・道徳や総合的な学習などの教科等を通した、情報モラルに関する教育の推進
・SDGsの考え方や17の目標内容を意識した教育の推進に向けた、環境教育や人権教育などの充実
・国際的なコミュニケーション能力の向上を図るための英語学習の充実

(7) 育ち・学びを支える教育を充実させる
◎幼小中一貫教育を推進する。
○十条富士見中サブファミリーとの連携のさらなる強化
・幼保小交流や中学体験入学などの活動のさらなる充実

(8) 学校の教育力を高める
◎働き方改革を進め、教職員が生き生きと日々の職務に取り組める環境を構築する。
○ビルドとスクラップを必ずセットで考え、足し算ではなく引き算で行う学校経営を推進
・最終退勤時刻(20時)、最終電話・忘れ物対応時刻(17時30分)の周知と遵守の徹底
・学校閉庁日、ノー残業デー(月1回)の周知と遵守の徹底
・研究授業や授業観察等によるOJTを通した授業力の向上を軸とした教職員の資質・能力の向上

お問い合わせ

東京都北区立 王子第三小学校

〒114-0034 北区上十条5-2-3

電話番号:03-3907-2355

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