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最終更新日:2022年5月2日
令和3年1月29日
ご多用にもかかわらず、本校の研究発表会にご参会いただきまして誠にありがとうございました。心よりお礼を申し上げます。また、オンラインでご参会いただきました皆様には、ご不便をお掛けしましたことお詫び申し上げます。
皆様からいただきました貴重なご指導やご助言は、これからの実践に生かして参る所存です。今後とも、本校の教育活動にご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
鼎談「人間ならではの強みを引き出し、高める学びの実現」
文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官 笠井 健一先生
帝京大学教職大学院教職実践専攻 教授 清水 静海先生
講演「思考力を育む算数教育の意義と課題」
東京理科大学 特任副学長 秋山 仁先生
授業の様子
研究冊子
令和2年度から完全施行された指導要領では、「新しい時代に必要となる資質・能力」の柱として、「生きて働く知識・技能の習得」「未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力等の育成」そして「学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性等の涵養」の3つが掲げられています。本校でもそれら3つの資質を向上することを目指して、児童の育成を図っています。
本年度は国立教育政策研究所及び北区教育委員会の研究協力校の指定を受け、
「学びに向かう力、人間性を育む算数教育」を研究テーマに、算数科を中心に研究を行います。
研究主題に迫るために「全校一斉SSE」に取り組み、児童同士の関わりを円滑にするとともに、算数科だけではなく、全ての教科や活動を通して、児童が対話することを大切にする授業展開を全職員で行っています。
算数科では、A4型の「ひらめきノート」を使用し、自分の考えや友達の考えを表し、自らの学びを振り返るよう指導しています。
<算数の話型、考え方のヒント>
数学的な見方・考え方を働かせて問い続ける児童の育成
~「本時のねらいを達成するための問い」と「新たな問題を生み出すための問い」に着目して~
1年「どちらがひろい」と4年「変わり方を調べよう」のリモートによる研究授業を行いました。また、東京都算数教育研究会育成部第16期研究員による研究発表が行われました。
文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官の笠井健一先生のご講演と共に、多くの東京都算数教育研究会の常任理事の先生方からもご指導やご助言をいただきました。
問題を解決して満足するのではなく、他の方法を探ったり、どうやって問題を解決したのかを論理的に説明したりする等、子どもが問いをもち主体的に学ぼうとする姿が見られました。
ご多用にもかかわらず、本校の研究発表会にご参会いただきまして誠にありがとうございました。心よりお礼を申し上げます。また、オンラインでご参会いただきました皆様には、ご不便をお掛けしましたことお詫び申し上げます。
皆様からいただきました貴重なご指導やご助言は、これからの実践に生かして参る所存です。今後とも、本校の教育活動にご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
研究発表 「学びに向かう力、人間性を育む算数教育」
鼎談「人間ならではの強みを引き出し、高める学びの実現」
文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官 笠井 健一先生
帝京大学教職大学院教職実践専攻 教授 清水 静海先生
講演「思考力を育む算数教育の意義と課題」
東京理科大学 特任副学長 秋山 仁先生
授業の様子
「12-3」の場面を用いて、くり下がりのあるひき算を学習しました。
「ケーキを3個食べますが、どこから取りますか?」と問いかけることで、「10個のケーキの箱からとる」「2個のところからとる」という2通りの考え方がでるように工夫しました。この学習で、前時に学習した減加法のよさも感得させ、本時で扱う減々法のような「ある数を計算しやすいように分けること」が重要であると感じられるように工夫しました。
10月のほかほかタイムでは、「感謝の気持ちの伝え方」について学びました。相手の気持ちを考えて、どのようにお礼を言ったらよいかについて学びました。
講師 文部科学省初等中等教育局教育課程教科調査官 笠井健一先生
帝京大学大学院教授 清水静海先生
3つの大きさが異なるペットボトルに入っている水のかさを比べる学習をしました。グループごとに測りとるペットボトル(赤と黄)と任意単位の容器(プリンカップと飲み物容器)を変えることで、「あれ、比べられないよ?」「量は多いはずなのに」「他のグループと結果が違うよ」などの問いをつくってみんなで解決するしかけを工夫しました。黒板に何を残すか、ノートに何を残すかは大変重要である。創造のきっかけを黒板とノートにどう残すか考えることが大切である。また、板書計画も大切だが、苦手な子にもここは書かせたいというのを明確にしておくことが必要である等、多くのご指導をいただきました。
講師 文部科学省初等中等教育局教育課程教科調査官 笠井健一先生
帝京大学大学院教授 清水静海先生
2年生で学習した分数の学習から導入し、「60cmのテープを正確に3等分するにはどのように分けたらよいか」、と問いました。等分除の考え方と分数の考え方が同じでることを、操作や協働の活動を通して学んでいけるように指導しました。子どもの考えを板書すると、視覚化されて話し合いが進む過程で客観的に見ることができ、新たな気付きにつながる。また、問いは繰り返し続ける。細かな問いや子どもの言葉も本時のねらいに関わることはしっかりと板書しておくとよい。そうすることで、今何を考えているのかが明確になる等、多くのご指導をいただきました。
9月のほかほかタイムでは、「上手なあやまり方」について学びました。どのような場面で、どのようにあやまったらよいか、相手の気持ちを考えて取り組みました。
講師 立教大学文学部教育学科特任教授 黒澤 俊二先生
元東京都算数教育研究会会長 台東区立浅草小学校 校長 大石 京子先生
元東京都算数教育研究会副会長 荒川区立第一日暮里小学校 校長 白井 一之先生
前東京都算数教育研究会会長 目黒区立八雲小学校 校長 長谷 豊先生
研究発表日の研究授業に向けて、3つの分科会ごとに2回目の指導案検討を行いました。講師の先生方から多くのご指導・ご助言をいただくことで、指導案の骨子が固まりました。
「数学的な見方・考え方を働かせる児童の育成」
同じ研究主題に対し3つの分科会より違う視点での提案が行われ、東京都算数教育研究会の会長先生をはじめ、多くの理事の校長先生方からご指導をいただきました。分科会の提案に対して、活発な議論が行われ、「理論と実践を行き来すること」を体験できました。数学的な見方・考え方の理解が深められるよい機会となりました。本校の校内研究「学びに向かう力、人間性を育む算数教育~互いを敬い、知恵を磨き合う児童の育成を目指して~」に対しても、示唆に富んだ内容だったため、本校教員にとってもよい学びの機会となりました。
講師 立教大学 特任教授 黒澤 俊二先生
元東京都算数教育研究会会長 台東区立浅草小学校 校長 大石 京子先生
元東京都算数教育研究会副会長 荒川区立第一日暮里小学校 校長 白井 一之先生
前東京都算数教育研究会会長 目黒区立八雲小学校 校長 長谷 豊先生
研究発表日の研究授業に向けて、分科会ごとに指導案検討を行いました。講師の先生方から多くのご指導・ご助言をいただき、実りある時間となりました。
講師 文部科学省初等中等教育局教育課程教科調査官 笠井健一先生
帝京大学大学院教授 清水静海先生
身長が異なる人が、全日本バレーボール選手の石井選手と同じくらい跳ぶには、どのくらい跳べばいいのか考える学習でした。最高到達点と身長の差では、より高く跳んだかを比べることができないことに着目させ、どのように比べたら求めることができるかを、話し合ったりノート展覧会をしたりすることで、友達の考えを使って問題を解決できるようにしました。
児童の様々な考えに対して、どの考えが妥当かが分かる長さを示した具体物や図などを使って考えることで、より友達の考えに対する理解が深まる等、多くのご指導をいただきました。
第三回ほかほかタイムでは、「上手な励まし方」について学びました。
講師 文部科学省初等中等教育局教育課程教科調査官 笠井健一先生
帝京大学大学院教授 清水静海先生
オセロの黒と白の差を求める学習でした。ブロック操作では、「とる」という操作になっていないのに「ひき算で表してよいのか?」と問いかけ、ひき算について深く考えさせました。
具体物の操作や思考の過程をノートに残すことの重要性や、その学習が終わって何ができるようになっていたらよいのかという具体的なゴールをもつことが大切である等、多くのご指導をいただきました。
タブレット研修として、まなびポケットの活用の仕方について、研修を受けました。
今後も研鑽を重ねて参ります。
講師 文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官 笠井健一先生
帝京大学大学院教授 清水静海先生
かき氷の販売個数と気温という2つのデータをグラフにし、関連付けて分析をしました。クロムブックを活用しグラフを作成することで、グラフについての分析がしやすくなりました。
分析したことを伝え合い、どうしたらかき氷がすべて売れるようになるのかを考えることができました。教師は児童の発言を直ちに板書するのではなく、児童の話し合っている姿をしっかりと顔を見ながら聞き、ねらいに迫るつぶやきや問いを見出し、板書に示すことが大切である等、多くのご指導をいただきました。
第二回ほかほかタイムでは、「上手な話の聞き方」について学びました。
一人一台のタブレットを活用したデジタル教科書の使い方について学びました。
教科書の本文や図形を拡大表示したり、自分の考えを書き込んだりする活動の操作の仕方も体験しました。授業のどの場面で活用することが効果的なのか、今後も研鑽を重ねます。
講師 文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官 笠井健一先生
帝京大学大学院教授 清水静海先生
白紙にかかれた紙飛行機の、右側を描き加えてよく飛ぶ飛行機をつくりました。主に2通りの方法で作図しました。どうしてその方法でかいたのか根拠を明確にし、2つの考えを比較することで、お互いの考えのよさを感じることができました。
教師は子どもに「どうしたら解けるだろう」といつも問題を自分のこととして捉えさせ、自ら問いが生み出せるようにすることが大切である等、多くのご指導をいただきました。
第一回ほかほかタイムでは、「上手な話の仕方」について学びました。
細水保宏先生から学んだこと
子供の現状をとらえ、一人一人に応じた対応を工夫したい。
黒澤俊二先生から学んだ「王五小の校内研究が目指す素晴らしい五つの態度」
「校庭に吹くそよ風」
講師 文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官 笠井健一先生
帝京大学大学院教授 清水静海先生
今年度の成果と課題について発表し、講師の先生方から次年度に向けてのご指導・ご助言をいただきました。
本校は、文部科学省国立教育政策研究所実践研究協力校、北区教育委員会研究協力指定校として、研究主題「学びに向かう力、人間性を育む算数教育」の実現を目指して研究を進めて参りました。来年度も引き続き、研究指定校として研究を進めてまいります。今年度の研究を通して見いだされた成果と課題を明確にし、授業における効果的な手だてを基に、「学びに向かう力、人間性等の涵養」の実現に向け、教職員一丸となって励んで参りたいと思います。
「数学的見方・考え方を働かせて学ぶ児童の育成」
~焦点化した問題を生み出す集団検討の工夫~
3年「棒グラフと表」のリモートによる研究授業と、東京都算数教育研究会育成部第15期研究員による研究発表が行われました。教室での授業を動画配信することで、体育館で東京都算数教育研究会の先生方が参観できるようにしました。文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官の笠井先生のご講演と共に、多くの東京都算数教育研究会の常任理事の先生方からもご指導やご助言をいただきました。本校の教員にとってもよい学びの機会となりました。
色板を移動させて、様々な形をつくりました。「ぱたん」「スー」「くるん」という共通の言葉を手掛かりにすることにより、友達の移動の仕方を理解し、自分の動かし方と比べたり、新たな動かし方を見いだしたりすることを通して形づくりをしました。
講師の帝京大学大学院教授の清水静海先生と文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官の笠井健一先生から、教師は子どもの意見を待つだけでなく、明確な意図のある発問などを投げかけ、子どもの考えを揺さぶり、活動を引き出すことが大切であること等多くのご指導をいただきました。
本校の教員が児童役となり、模擬授業を実施しました。協議会は、算数部研究推進委員、区内の算数部員の教員はZoomにより参加しました。講師 帝京大学客員教授 元東京都算数教育研究会会長 廣田敬一先生からのご指導をいただきました。
分数の表し方と仕組みに着目し、1Lと1月5日Lから2月5日Lをひく計算の仕方を考える発展的な学習をしました。自力解決の後に、自分の学びを振り返る時間を設けたことで、学習の終わりの「学びの手ごたえ」では、友達の考えを聞いて考えが変わったきっかけを書くことができた児童が多く見られました。
講師の帝京大学大学院教授の清水静海先生と文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官の笠井健一先生から、「図を用いて計算の仕方を説明することを中心にすえて展開したことで、分数の見方が広がった」「式さえ思い浮かばない場合でも、図に表すことで答えが導き出せるようなことはよくある。図を基に式を表したり、式から図を表したりする活動が大変重要である」とご指導をいただきました。
ワッフルにのせる5種類のアイスクリームから2種類を選ぶ組み合わせについて、落ちや重なりのないように、起こりうる場合を順序よく整理するために図や表などを用いて考えました。
講師の帝京大学教職大学院教授の清水静海先生と文部科学省初等中等教育局 教育課程課教科調査官の笠井健先生から、研究主題への迫り方や授業改善の視点を丁寧にご指導いただきました。
第三回ほかほかタイムでは、感謝の気持ちを表すときにどんな言葉をかけたらよいかを考えました。
北区教育委員会一般訪問
偶数と奇数の性質を用いて数の組み合わせを工夫し、大吉になるおみくじの作り方を考えました。
「数学的な見方・考え方を働かせて学ぶ児童の育成」
ー考えを深める集団検討についての一考察ー
3つの分科会より提案が行われ、東京都算数教育研究会の会長先生を始め、たくさんの理事の校長先生方からご指導を頂きました。活発な議論によって、研究の方向性が明確になりました。本校の教員も参加させて頂きました。
第二回ほかほかタイムでは、励ますときのポイントについて学びました。
10月からの研究授業について、指導案検討を行いました。
低学年分科会(1年生):形づくり
講師 前東京都算数教育研究会会長
台東区立浅草小学校 校長 大石 京子先生
中学年分科会(3年生):分数
講師 前東京都算数教育研究会副会長
荒川区立第一日暮里小学校 校長 白井 一之先生
高学年分科会(6年生):場合の数
講師 東京都算数教育研究会会長
目黒区立八雲小学校 校長 長谷 豊先生
黒澤俊二先生から学んだ「学ぶに向かう力」を育むための5つの視点
参画力…子どもが主体的に授業に向かう力
式表現力…式を使って考える力
数学的思考力…論理的(理由を考える)、統合的発展的(共通点を考える)に考える力
説明力…理由や共通点を説明する力
相互作用力…討論、学び合う力
細水保宏先生の授業から学んだこと
学びに向かう力が板書されているか
学びに向かう力がノートに表れているか
対話することで考えを豊かにする。(問題との対話、先生や友達との対話、自分自身との対話)
本年度より、全校一斉型のソーシャルスキル教育を行っています。
今回は、相手を大切にする話の聴き方について学びました。
児童が運動の楽しさや喜びを味わうことのできる体育学習の充実
~児童の豊かな関わり合い活動を通して~
「みんなでやったー!組み合わせ動きつくり名人」
講師 国士館大学 教授
細越 淳二先生
国士館大学 准教授
佐々木 浩 先生
「知って楽しい!体の動きを高めよう」
講師 北区教育委員会事務局教育振興部教育指導課長
山崎 隆 先生
「ともだちとなかよくたくさんあそぼう!多様な動きをつくる運動遊び」
講師 帝京大学教授 教職センター長
山田 茂利 先生
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