ご利用案内

開館時間
午前10時から午後5時(常設展示室観覧券の発行は午後4時30分まで)
※埋蔵文化財の届出等に関するお問合せ・受付
月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時
休館日
毎週月曜日
国民の祝日・休日の場合は開館し、直後の平日に振替休館
年末年始(12月28日~1月4日)
臨時休館日
観覧料
一般 300円(団体240円)
※障害者手帳をご提示いただいた場合は、一般券を半額でご利用になれます。(障害のある方お一人につき、介助者1名まで観覧料が免除になります。)
65歳以上 150円
小・中・高 100円(団体80円)
※小学生未満は無料
※団体扱いは20名以上

北区飛鳥山博物館だより ぼいす

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掲載開始日:

最終更新日:2015年4月23日

木造阿弥陀如来坐像

西蓮寺は、弘安10年(1287)に没した法印淳慶が開基とされる中世期創建の古刹で、阿弥陀如来坐像を本尊として安置しています。阿弥陀如来とは、西方極楽浄土にあって、往生を願う人々を、浄土へと迎え入れる仏です。
西蓮寺の木造阿弥陀如来坐像は、高さ53.5cm、光背・台座を含めると総高約1.3mです。材質は檜材で、本格的な寄木造の工法がとられています。像全体は漆箔仕上げで、頭部は群青彩に塗られ、頭部にある肉髻珠や額にある白毫および玉眼は水晶製のものが嵌め込まれています。像は、右足を上にした結跏趺坐の座り方で、両手は衆生を浄土へ迎え入れるための来迎印を結んでいます。
均整のとれた体躯や浅く控えめな衣文には、平安時代後期の「定朝様」と呼ばれる仏像彫刻の作風がみられますが、引きしまった顔立ちと、胸や腹の厚みのある肉取りからは、鎌倉時代初期の新しい様式が感じられます。このことから、区内でも数少ない鎌倉時代の初期に製作されたものといえます。
本像は、江戸時代と大正時代に修復がなされていましたが、平成8年(1996)に保存のための解体修復が行われ、造立当時の姿をよみがえらせています。

文化財説明板設置場所

志茂4-30-4 西蓮寺

アクセス

東京メトロ志茂駅徒歩7分

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