ご利用案内

開館時間
午前10時から午後5時(常設展示室観覧券の発行は午後4時30分まで)
※埋蔵文化財の届出等に関するお問合せ・受付
月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時
休館日
毎週月曜日
国民の祝日・休日の場合は開館し、直後の平日に振替休館
年末年始(12月28日~1月4日)
臨時休館日
観覧料
一般 300円(団体240円)
※障害者手帳をご提示いただいた場合は、一般券を半額でご利用になれます。(障害のある方お一人につき、介助者1名まで観覧料が免除になります。)
65歳以上 150円
小・中・高 100円(団体80円)
※小学生未満は無料
※団体扱いは20名以上

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掲載開始日:

最終更新日:2015年4月23日

東京書籍印刷工場・事務棟・守衛所、東京書籍株式会社附設教科書図書館東書文庫

東京都北区指定有形文化財(建造物)
平成11年3月9日指定

東京書籍印刷工場・事務棟・守衛所、東京書籍株式会社附設教科書図書館東書文庫の写真

東京書籍は明治42年(1909)国定教科書の翻刻発行と販売を目的に創立されました。以前は、文京区白山に工場がありましたが、事業の拡大に伴い、昭和11年(1936)当地に移転しました。指定された建物はその時に建てられたものです。カマボコ型をした工場には、ダイヤモンドトラスという当時の先進的な工法が使われています。立体トラスの一種で昭和初期に日本で発明されたものです。この構造は、柱のない広い空間を造ることができるため、屋内には印刷や製本の機械が作業しやすいように配置されています。工場以外の建物は、大正期から昭和初期に流行したアールデコ様式を取り入れた意匠で統一されています。また、外壁は、スクラッチタイルが全面に貼られています。櫛で引いたような溝の付いたタイルで昭和初期のビルなどによく使われました。事務棟はもともと2階建てで、時計塔が付いていましたが、昭和27年(1952)に3階が増築された時に解体されています。なお昭和43年(1968)に東京書籍の編集部門と製造部門が分離し、独立した製造部門が東京書籍印刷として現在にいたっています。

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東書文庫は、東京書籍の創立25周年を記念して昭和11年(1936)に竣工・開館した日本最初の教科書図書館です。国定教科書をはじめ、江戸時代末期から今日にいたるまでの貴重な教科書を体系的に所蔵。明治期の検定教科書、国定教科書、旧制中学校教科書、戦後の検定教科書などの他に、原画、掛図、版木などの資料約14万点を所蔵しています。道路反対側の東京書籍印刷の工場と同時期に建設され、アールデコ様式を取り入れた意匠やスクラッチタイル貼りの外観など、事務棟と統一感のあるものとなっています。創建当初は裏□にもポーチが設けられていましたが、昭和54年(1979)書庫増築に伴い建物を延長したため、現在は無くなっています。
*平成21年(2009)には、明治初期から昭和20年代の文部著作本までの76,420点が国の重要文化財の指定を受けました。

場所

東京書籍印刷 工場・事務棟・守衛所
堀船1-23-31
東京書籍株式会社附設教科書図書館東書文庫
栄町48-23

アクセス

JR京浜東北線 王子駅南口徒歩10分
東京メトロ南北線 王子駅1番出口徒歩13分
都電荒川線 栄町駅徒歩3分

見学

東京書籍印刷 工場・事務棟・守衛所
予約制(ただし、一般の個人・グループの方の見学は受け付けておりません)
東書文庫閲覧・展示室見学
予約制
<開館時間>
10時00分~16時00分 昼休み:正午から午後1時(資料の出納不可)
<休館日>
土・日曜、祝日、年末年始、臨時休館日(毎月の休館日は東書文庫のホームページに掲載されています)
<入館料>
無料

予約等問合せ先

東京書籍印刷 工場・事務棟・守衛所見学
東京書籍印刷(株)総務部長 電話 03-3927-6411

東書文庫閲覧・展示室見学
電話 03-3927-3680 FAX 03-3927-3800
ホームページ:http://www.tosho-bunko.jp/

散策のヒント

文化財説明板

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