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掲載開始日:2019年9月25日
最終更新日:2024年3月1日
エイズとは、HIVというウイルスに感染するとおこる病気の総称です。
HIVに感染しても治療を受けないでいると、免疫力が低下し、健康な人は感染しないような感染症や悪性腫瘍、神経障害などの様々な病気にかかるようになります。
HIV感染=エイズ発症ではありません。
もし、HIVに感染しても、早期発見と適切な治療でほぼ今までと同じ生活が送れます。エイズ発症を予防することができます。
令和4年にはHIV感染者とエイズ患者合わせて、全国で884人、東京都では288人が新たに報告されました。
令和4年の新規HIV感染者報告数・新規エイズ患者報告数は、令和3年の報告数より減少しており6年連続での減少となりました。
ただし、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う検査機会の減少等の影響でHIV感染者が十分に診断されていない可能性があります。
HIVの感染源となるのは、血液、精液、膣(ちつ)分泌液、母乳などです。
主な感染経路は、「性行為による感染」、「血液を介した感染」、「母子感染」の三つです。
現在の感染原因はほとんどが性的接触によるものです。セーファーセックス(安全なセックス)を心がけ、コンドームを正しく使用することが感染予防になります。
HIVに感染した人の血液が体内に入ると感染します。医療機関での注射器による感染は心配ありませんが、麻薬使用などでの注射器の共用は非常に危険です。
HIVは感染力の弱いウイルスです。握手、軽いキス、せき、くしゃみ、食器の共用、おふろ・プール・トイレの共用、蚊などの虫さされ等、日常生活でうつることはありません。
お母さんがHIVに感染していると妊娠中や出産時に赤ちゃんに感染することがあります。母乳による感染の例もあります。
日本では、お母さんがHIVの治療薬を飲むことや母乳を与えないことで、赤ちゃんへの感染を1%以下におさえることができます。感染の心配がある場合には必ず医師に相談してください。
HIVは主に、血液、精液、膣(ちつ)分泌液などに多く含まれるため、それらの体液が粘膜や傷のついた皮膚に触れないようにすることが必要です。
エイズを発症するまでは自覚症状がなく、感染に気づかないため、無防備な性行為などにより、感染が拡大します。必ずコンドームを使用し、また相手に使用してもらうことが重要です。
HIVに感染して何も治療をしなかった場合、発症するまで平均10年といわれています。発症するまで自覚症状はほとんどありません。
HIV感染症の治療開始の遅れは、生活の質の低下や生命予後の悪化につながります。エイズ発症前の無症候期の間にHIVの感染を知ることができれば、最適な時期に治療を始めることができます。
感染しているのではないかと少しでも不安があったら、検査(HIV検査)を受けましょう。検査は、北区保健所でも受けることが出来ます。
対象者 | どなたでも(無料・匿名) | |
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検査日程 | リンク先日程表のとおり | |
実施場所 | 北区保健所(〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3) | |
予約方法 | 電話予約 | 03-3919-3102(平日午前8時30分~午後5時15分) |
インターネット予約 | 日程表「検査日」をクリックし、専用フォームから予約 |
検査は、感染の可能性のあった時期から90日以上経過してから受けましょう。
(感染後90日以内の検査では、正確な判定ができない場合があります。)
相談は、随時行っています。
お問い合わせ
所属課室:北区保健所保健予防課感染症係
〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3
電話番号:03-3919-3102