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掲載開始日:2018年5月22日

最終更新日:2021年1月12日

太田渉子選手スペシャルインタビュー

東京2020大会プロジェクトチーム(愛称:#ときおぱ)のメンバーが、東京2020大会での活躍が期待される北区内に在住するパラテコンドー日本代表の太田渉子選手にインタビューをしました! 

太田渉子選手①

パラテコンドーについて

Q パラテコンドーを始めたきっかけは何ですか。
A パラテコンドーを始める前は冬のスキーの選手で、2014年ソチパラリンピックの後に1度引退しました。その後パラスポーツの普及活動や講演会、体験会をさせていただいていた中で2020年の東京パラリンピックからパラテコンドーが新しく始まるということを聞き、最初は日本人の選手がいなかったので、自分が入って盛り上げることができたらいいという思いで体験をしたことがきっかけです。

Q 選手になると決めたときの心境や2つの競技を選手として活動しているということで、それぞれの気持ちの違いや感じたことは。
A 元々テコンドーは選手として大会を目指す予定ではなく趣味として始めたのですが、挑戦する場所があるならばチャレンジしてみようと思って本格的に練習を始めました。スキー競技をしていた時は年齢が若かったこともあり、大会で金メダルを取ることを一番の目標に活動していました。今は東京パラリンピックを目指すテコンドーの選手として、メダルを取って良い結果を残すことと、それ以上に沢山の人にパラリンピックとかスポーツの面白さとか魅力を伝えていくというのも大事な役目だと思っています。

Q パラテコンドーの好きなところと大変なところは。
A パラテコンドーはパラリンピック競技の中で唯一相手を蹴ったりすることが許されている格闘技なので、一番の魅力は足技のスピードやその迫力が見ていて楽しいところだと思います。蹴られて痛いとか、痣ができることもありますが、練習を重ねて上達してきたこともあり、痛みにも慣れてきました。

Q パラテコンドーあるあるは。
A パラテコンドーは足で蹴りあう競技なので、片足立ちになったり、足を頭の高さまで上げるような練習をするので、普段の日常生活で足を使って物を受け止めたり、足を使っていろいろやってしまいます。子育てをしているテコンドー経験者でも足で子どもを受け止めたり、物を受け止めたりすることがあると言っていたので、これはテコンドーあるあるだと思います。

Q 片足立ちで何でもできてしまうので、体幹を普段から意識されているのですか。
A そうですね。スキーをやっていた時から体幹トレーニングを続けていたので、他の選手も体幹は強いと思いますが、その中でも自分は強い方かなと思います。

メンタルやルーティンについて

Q 試合前や試合後のルーティンは。
A 特に決まったルーティンはないのですが、海外の試合になると普段の力が発揮できないこともあるので、なるべく普段と同じ食事ができるように準備をしていくなど、しっかりと事前準備をして海外の試合には臨んでいます。

Q 勝負飯は。
A パンよりもお米を食べたときの方が力やパワーが出る感じがするので、朝ご飯はお米を食べるようにしています。

Q 試合前に緊張されることもあると思いますが、プレッシャーに打ち勝つ方法は。
A 私はあまり緊張しないタイプなので「落ち着いてるね」とよく言われ、周りのコーチの方が緊張しているような雰囲気はあります。緊張した時にやることは、深呼吸や音楽を聴いたり、仲間と普段通り会話してリラックスしています。

太田渉子選手②

冬季パラリンピック競技(バイアスロン・クロスカントリー)について

Q 以前やっていた競技の好きなところと大変なところは。
A 山形県という雪国で育ってきた環境のおかげで、雪を見ると楽しくて雪が降っている場所に行くだけでテンションが上がります。競技をやっていて練習が辛いと思うこともありましたが、一面の銀世界でブナやカエデの冬の世界に行くことが一番楽しい時間でした。屋外スポーツなのでマイナス20℃でも試合をするため寒さ対策をしたり、バイアスロンは銃を撃つのですが、風や太陽の光の影響を考慮しながら競技をしなければならないなど、厳しい自然環境に対しての準備が大変でした。

Q フィンランド留学の思い出や印象に残っていることは。
A 17~20歳までフィンランドにスキー留学をしていました。当時はまだ学生だったのですが、フィンランドでは授業中に寝ている生徒がいないとか、宿題を皆が必ずやってくるということに驚きました。あとは、北海道よりも緯度が高いところにあるので、夏は一日中明るかったり、冬はほとんど太陽が出ないので午前10時ぐらいに薄暗くなって、午後2時や3時だと真っ暗になるという生活だったのですが、夏は遅くまで遊んで楽しんでいたり、冬は気が滅入るみたいな自然環境でも家の中でキャンドルとか明かりを灯してクリスマス時期などは家族の時間を大切にしているところも素敵だなと思いました。

東京2020パラリンピックについて

Q パラリンピックが1年延期になって思ったことは。
A 1年延期になってしまって、自粛期間中はトレーニングができる場所など限られていたのですが、今は自粛前にやっていたような練習もできるようになっています。私はテコンドーを始めて日が浅いので、1年延期されたということは1年準備する期間になったと前向きに捉え、コロナで大変だったことも良かったと思えるように来年の本番に向けてトレーニングをさらに頑張ろうと思える心境になっています。 

将来について

Q 10年後の自分は何をしていますか。
A 10年後は41歳なので、仕事も頑張りたいですが、できれば自分の家庭を築きたいと思っています。

Q 何歳まで現役を続けたいですか。
A 東京パラリンピックで32歳になるんですけど、3年後のパリ大会では35歳になるので、年齢的には選手の中でも上の方になって、どこまで続けられるか分かりませんが、東京が終わった時でないと続けたいかという気持ちは分からないので、いつまで続けるかというのは分からないですね。 

太田渉子選手3 

社会人アスリートについて

Q 社会人と選手を両立する中で、どの時間を使って練習していますか。
A 平日は午前9時から午後4時過ぎ頃まで働いていて、定時よりも早めに仕事を終わらせてもらっています。その後、夜7時頃から夜9時頃まで練習に行っています。

Q 結構ハードなスケジュールですね。
A そうですね。アスリートが実業団に入ると、トレーニングをメインに活動している人もいるんですけど、私は働きながら社会人としてのスキルや経験を積みたいと思っているので、今の働き方を選択しています。仕事を通じて得られることもありますし、それが競技に活きていることもあるので、両方やるのは大変ですけど、うまく時間を使いながらやっています。

プライベートについて

Q 休みの日はどんな一日を過ごしていますか。
A 仕事は土日休みなんですけど、土日に練習しているので、1日完全にオフということが1,2年ないんです。休みがあったら自然の中に行ったり、リフレッシュができるようなことをやっています。

Q 趣味も自然の中に居ることだったりしますか。
A 会社の仲間と登山部に入っていて、山に登りに行ったり、美味しいものを食べに行くことも好きなので、時間があったら友達とグルメを探して出かけたりもします。

Q 一緒にご飯に行くような仲の良いアスリートはいますか。
A 連絡を取っている人はいるのですが、お互い合宿などで日程が合わなくて、なかなか会えないんですけど、スキーをやっていた時の後輩とかは近くに住んでいることもあって、よく連絡を取っています。

Q 自分を動物に例えると。
A 動物に例えると、犬よりは猫だと思います。自由な感じで、好きな時にやりたいことをやるので。

Q 今後、行ってみたい国や地域はありますか。
A マチュピチュとか、遺跡とか、見たことのない景色を見たいと思います。

北区について

Q 北区内や十条銀座商店街でオススメはありますか。
A 近所にキャベツハウスという定食屋さんがあるんですけど、美味しいものが沢山あるので、ご飯を沢山食べたいときとかよく行っています。あと、十条は仕事から帰ってきて、お惣菜が美しいところが多いので、鳥大とかはよく行っています。住みやすい場所だなと思います。

Q グルメ以外でオススメの場所はありますか。
A 飛鳥山公園です。通勤で毎日通っていて、桜や紫陽花とか花がキレイだなと思います。あと、都電荒川線(現:東京さくらトラム)ですかね。路面電車も走っているので、レトロで可愛いなと思います。

Q 北区民へメッセージをお願いします。
A 北区の皆さん、十条商店街の皆さんには、パラテコンドーを応援していただいて感謝しています。来年、東京パラリンピックではパラテコンドーでNo.1を目指して頑張っていきます。ぜひ応援していただけたら嬉しいです。

太田渉子選手④

太田渉子選手の手形も区立稲付西山公園にあるモニュメントに追加される予定です。


東京2020パラリンピックに向けて、頑張ってください!!

 インタビュアー:令和2年度”#ときおぱ”メンバー 吉川小百合、冨永陽和

※インタビューは、令和2年12月中旬に行いました。

お問い合わせ

所属課室:地域振興部東京オリンピック・パラリンピック担当課 

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