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掲載開始日:2017年10月13日

最終更新日:2018年1月29日

鈴木沙織選手スペシャルインタビュー

北区ゆかりのアスリートにインタビューをするこの企画。今回は、来年2月に迫った平昌2018冬季オリンピックへの出場を目指す北区ゆかりのアスリートとして、北区内に本部がある城北信用金庫に勤務している鈴木沙織選手にインタビューしました。鈴木選手は、これまで世界各国の大会を転戦し、2015年レボリューションツアーFISレース優勝、2016年マンモスマウンテンワールドカップ4位とさまざまな実績を残しています。この日のインタビューでは、鈴木選手の競技生活やプライベートなどについてもお話しいただきました。

鈴木さん③
業務中のお忙しい中にもかかわらず、時間を割いて、インタビューにお答えいただきました。

美容師からの転向

Q  スキーを始めたきっかけはなんですか?
A
  3歳のときに姉のスキー授業前の練習について行って、私がスキーにはまってしまったことがきっかけです。高校のときにアルペンスキーを引退して、美容学校に進学しましたが、その中でずっとスキーをやりたい気持ちを持ちながらも現実と夢と…というところにいました。その後、美容師になってから「美容師は今じゃなくていいかな」という思いが強くなって、いろいろ調べていたときに、最近引退された方なんですけど、1人のすごい日本人女性アスリートを見つけて、その方の姿を見て、またスキーをやろうと決意しました。

Q  スキーの魅力や面白さはなんですか?
A
  自然を相手にしたスポーツなので、自然に自分が合わせてやらなきゃいけないというのが楽しいですね。そういう点については、毎日ワクワクしながらやっています。
-天候によって結果が左右されることはありますか?
 ありますね。山の天気は変わりやすいので、競技するタイミングに関しても「運も実力のうち」ということですね。
-天候が悪いときは怖くないですか?
 怖いです(笑)。怖いですけど、興奮していて、楽しい気持ちのほうが勝つから、怖い気持ちが薄くなるというのはありますね。

海外での練習が多い

Q 選手同士の交流はありますか?
A
 あります。日本には世界基準のハーフパイプがないので、シーズン最初はアメリカにみんな集まるんですね。そこでみんなと「久しぶり」みたいな話をしています。

Q スキーをやっていて、よかったことはなんですか?
A
 スポーツをやることで自己管理ができるようになったなと思います。時間管理はスポーツを通じて学べました。高校の時、3学期は学校にほとんど行かずスキーをやっていたのですが、成績を落としたら遠征に行けなくなるかもしれなかったので、しっかり自己管理するようにしてました。

Q スキーは冬のスポーツですが、夏はどうしているのですか?
A
 夏はウォータージャンプと言って、板を履いて水に飛び込むような練習をしています。あとは、南半球のニュージーランドやオーストラリアに行って練習します。

けがを乗り越えて

Q スキーをやっていて、つらかったことはなんですか?
A
 今もリハビリ中なのですが、初めてけがをしたときは「向いてないんじゃないか、もっと大きなけがをするのではないか」と不安でしたね。何回かけがをしていくうちに、けがに対するメンタルが強くなったのですが、最初のけがはつらかったです。

Q 毎日欠かさず行っていることはありますか?
A
 ストレッチですね。朝起きたあとのストレッチは毎日やっています。もも裏を伸ばすのが好きです。
-体をやわらかくするコツはありますか?
 伸ばして止めるだけではなく、動かしながらストレッチしてみるといいかもしれません。

トレーニングを自信に変える

Q 緊張しないためにしていることはありますか?
A
 緊張しないために、日々「もうやらなくていい」というくらいトレーニングします。それを自信に変えて試合に臨みます。

Q ハーフパイプは怖くないですか?
A
 怖いです。怖いですが、一歩頑張ると怖くなくなるんです。

鈴木さん②
普段ではなかなか伺えない、冬季種目ならではのお話をたくさんしていただきました。

印象的なのは、ニュージーランド

Q 年間日本にどのくらいいるんですか? 
A
 半年くらいです。あと半年はメインがアメリカで、夏はニュージーランドにいます。

Q 外国語は話せますか?
A
 よく聞かれるんですが、話せないんです(笑)。1人で生活はできますが、ちょっとさみしくなります。

Q 仲のいい選手はいますか?
A
 同じ競技ですが、渡部由梨恵選手が1番仲良しです。スキーだけじゃなく家族みたいな感覚でいます。

Q スキー板は何セットくらいお持ちですか?
A
 2セットくらいです。遠征のときに持っていくので、荷物が自分の体重より重くなります。

Q 海外遠征時に印象に残っている場所はありますか?
A
 ニュージーランドです。すごいのどかで一昔前の日本みたいな感じです。右も左も羊だらけで落ち着ける環境ですよ。

Q 転戦中の食事はどうしているのですか?
A
 基本自炊です。現地で売っている家電製品や地元の知り合いなどから借りた炊具を使って自炊しています。

スノーボードもやってみたい

Q 雪が嫌いになりませんか?
A
 なりませんね(笑)。365日スキーをしていたいです。 

Q スノーボードはやりますか?
A
 人生で1度だけ、3本滑りました。その3本で木の葉とかターンまでできました。教えてもらいながらなんですけど。スキーを辞めたらスノーボードもやってみようかと思います。

Q また美容師をやる気持ちはありますか?
A
 美容師はないですけど、まつ毛エクステをやりたいなという想いはあります。

Q 将来的に教える側になる気持ちはありますか?
A
 ないです(笑)。教える側には向き不向きがあると思いますが、私が教えると擬音ばかりになっちゃうので…でもいろんなことに挑戦したいですね。

添加物には気をつかう

Q モチベーションを保ち続けるには?
A
 常に高くなくてもいいかなと思います。高い時も低い時もそれが自分だと思って、低いときは休まなきゃいけない時期かなとか考えます。ただ、基本自分はモチベーションが高く、やりすぎちゃうタイプなのですが、周りの人たちが見てくれていて、それに頼っていこうと思っているので、常にモチベーションを上げようとは考えていないです。

Q 食生活は気をつけていますか?
A
 大変ですよね(笑)。いろいろ食べなきゃいけないと思うので。添加物とかは気にしてます。それによって代謝が落ちてしまうとかもあるので。
-プロテインとかはとりますか?
 あまり筋肉をつける競技ではないのですが、栄養は食事で補いたいので、タンパク質をお肉でとったりとかはしています。
-栄養学はご自身で勉強されているのですか?
 はい。自分で勉強してわからないことがあったら栄養士さんに聞いたりもします。

高く飛ぶ姿に注目してほしい

Q 競技での強みはありますか? 
A
 華やかにみられますが、練習では地味なことを繰り返して自分のものにしていく競技です。それをやり続けられることが自分の強みかなと思います。

Q 今後どういったところに注目してほしいですか?
A
 周りの人よりも高く飛べる姿です。技の難易度を上げている選手が多いのですが、そうすると高さが出ないんですね。私は高さを意識しているのでそこを見てもらえればと思います。

Q 思い出に残っている大会はありますか?
 初めての海外の大会です。23歳くらいで出場して、初めてなので自分のレベルがどのくらいなのかもわかっていなかったんですが、入賞できました。競技を始めて3年目だったのですが、やったらやった分しっかり結果に返ってくるんだなと確信したのがこの試合でした。

Q 鈴木選手にとってオリンピックとは?
A
 輝きたい場所です。

鈴木さん①
学生たちからの質問に、笑顔で丁寧に答えてくれました。

鈴木選手のパーソナルな部分について聞きました!

Q 好きな食べ物はなんですか?
A
 えーと…ラーメン、甘いもの、アスパラです。
-好きなアスパラ料理はありますか?
 蒸しただけのものも大好きです。塩コショウでも好きですが、マヨネーズは苦手です…(笑)。
-好きなラーメンはありますか?
 辛みそラーメンが好きですね。地元山形はラーメン消費量が日本一なので、その影響もあります。

Q 尊敬する人はいますか? 
A
 浜口京子さんです。競技でも尊敬できる部分が多いんですが、何に対しても一生懸命なので、人としてもすごく素敵な方だと思います。

Q 座右の銘は?
A
 「為せば成る。為さねば成らぬ、何事も」です。

Q 自分を動物に例えると?
A
 アライグマですかね(笑)直感で。よく猫かアライグマに似ているって言われるんです。

Q 北区でよく行くスポットはありますか?
A
 国立スポーツ科学センターにはよく行きます。
-練習後に飲みに行ったりしますか?
 ないですね(笑)。くたくたになっているので…。

スキー以外ではサップが1番好き

Q 試合前のゲン担ぎは何かありますか?
A
 そんなに試合に対して意識をしないので、あまりやらないですね。規則正しく生活することを意識しています。

Q 何をしているときが1番楽しいですか?
A
 スキーをしているときはもちろん楽しいですが、ほかにも、ボルダリングをやったり、サップをやったり、ヨガも好きです。
-スキー以外でどんなアウトドアが1番好きですか?
 サップが1番好きです。体幹を鍛えられる要素もありますし、遊びながらもスキーのトレーニングにならないかなと考えながら楽しんでいます。
-リフレッシュ方法もサップですか?
 はい。
-普段、ゆっくり過ごすタイプではないですか?
 はい(笑)。あんまりゆっくりできないタイプなので、ゆっくりすると落ち着かないんですよ。しいて言えば読書は好きですね。移動中に読んだりします。 

Q これだけは譲れないことはありますか?
A
 うーん…そんなにないですね。ここまできたら、いかにプライドを捨てて喰らいついていけるかだと思ってます。

球技は得意じゃない

Q 好きな芸能人はいますか?
A
 星野源さんが、有名になる前から好きです。バンドをしている友達経由で知ったんですが、過去の闘病などの姿も見て、すごい人だなと思います。

Q 好きな曲はありますか?
A
 GLAYとかTRFとか好きですね。あとチャゲアスとか、横山剣さんとかも好きです。少し昔の世代の曲が好きなので。

Q 球技はやりますか?
A
 嫌いではないですが、得意ではないです。ボールが取れないんです(笑)。

メッセージ

Q スポーツ選手を目指している子どもたちにメッセージをお願いします。 
A
 私は、小学校の時は運動ができない子どもでしたが、「スポーツが好き」という気持ちはずっと持ち続けています。その気持ちさえあればあきらめず最後までできると思うので、それにつきます。

Q 北区民のみなさんに向けて、一言お願いします。
A
 いろんなご縁もあり、北区民の皆様との交流もできているので、私を見て少しでも「自分も頑張ってみようかな」と思っていただけたら、今まで競技をやってきた意味があると思います。頑張るのでとにかく見ていてほしいです。

鈴木さん④
お忙しいところ、インタビューにお答えいただきありがとうございました。
平昌2018冬季オリンピックに出場できるよう、応援しています♪

 

 

インタビュアー:平成29年度”#ときおぱ”メンバー 鈴木晴菜・光田直生

 

※インタビューは、平成29年9月中旬に行いました。

お問い合わせ

所属課室:地域振興部東京オリンピック・パラリンピック担当課 

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電話番号:03-5390-1136