ここから本文です。
掲載開始日:2017年2月14日
最終更新日:2017年2月17日
エゾボラ、エゾボラモドキ、ヒメエゾボラなどエゾバイ科エゾボラ属の巻貝は、ツブあるいは赤バイなどと呼ばれ販売されています。
これら巻貝の唾液腺には、テトラミンという毒が含まれています。
北区で、平成28年11月に、チヂミエゾボラによるテトラミン食中毒が発生しました。
主な症状は、物が二重に見えるなどの視覚異常、酩酊感、めまい、吐き気、頭痛などです。
食べてから30分から2時間くらいで発症し、通常数時間で回復します。死亡例はありません。
テトラミンは巻貝の唾液腺に存在します。そのため、調理の前に唾液腺をきちんと除去することが必要です。
テトラミンは加熱しても分解されません。唾液腺のついたまま加熱調理を行うと、唾液腺中のテトラミンの一部は筋肉や内臓、煮汁に移行し、食べると食中毒の症状が出る場合があります。
(1) 貝から身を取り出します。 |
|
(3) 貝蓋を下にして切り落とし、筋肉部分を縦に半分に分けます。〇(青色)で囲んだ部分が唾液腺です。(左右にあります) |
(4) 唾液腺を取り出します。(手で簡単に除去できます)
|
お問い合わせ
所属課室:北区保健所生活衛生課食品衛生係
〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3
電話番号:03-3919-0726