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最終更新日:2016年3月21日

赤羽発電所/電燈

 

【赤羽発電所】

 赤羽発電所は、大正9年から工事にかかり、11年に完成しました。これは、荒川の水を用いての火力発電で、省線(しょうせん)電車などに電力を供給(きょうきゅう)しました。二本の煙突(えんとつ)は赤羽の一つの名物になりました。

 

【電燈】

 大正のはじめごろの駅前通り(岩槻道)に並んでいた商店の大部分は、ガスと電燈(でんとう)が明かりとして両方とも使用されていました。その頃の電燈はよく停電(ていでん)したので、ガスの方も使うことがたびたびありました。王子電車が赤羽駅ロータリーのところまでくるようになった昭和の初めになっても、王子電燈と東京電燈の競争(きょうそう)は猛烈(もうれつ)で、東電が停電すると、王電は停電しないことを自慢(じまん)して宣伝(せんでん)したそうです。しかし、実際(じっさい)はどちらも停電がたびたびあって、学生の試験の時など困ったそうです。関東大震災前には、一度停電すると一晩中つかないこともありました。

お問い合わせ

東京都北区立 赤羽小学校

〒115-0045 北区赤羽1-24-6

電話番号:03-3901-8510

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