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最終更新日:2016年3月21日

子どもの遊び<秋>

 秋になると、害虫退治(がいちゅうたいじ)がありました。学校の生徒がみな田んぼに行って、農家(のうか)のために「いなご」をとりました。少しはなれていましたが、今の赤羽台団地の西側の方へ行けば、十五夜の晩(ばん)にあげる草や花があったので、それをとりにいきました。十五夜の晩は各自の家でだんごや栗(くり)などを供(そな)えましたが、棒(ぼう)の先にクギをうち、それでほかの家のだんごなどをうまくとっていたずらをしたそうです。
 女の子は道路がいくらでも遊び場でしたから、外で「通りゃんせ」とか、かくれんぼとかで大勢(おおぜい)で遊ぶことがかなりたくさんありました。もちろん、まだ和服の時代ですから、昭和になって次第に洋服になっていってからの遊びとは、ちがいがありました。
 荒川までつりに行かなくても、小学校のわきを流れるドブでも、水がきれいでしたから、小魚がいくらでもいて、魚をとるなどたやすいことだったのです。

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