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最終更新日:2016年3月21日

子どもの遊び<冬>

 正月には、どこの家でも門松(かどまつ)をたてましたから、七草が過(す)ぎるとみな門松をとり、その2本の竹をどこの男の子も細工(さいく)をして竹馬を作り、得意(とくい)になって平気でのりまわしていました。女の子は羽子板(はごいた)で羽根つき、これは手製ではなくおもちゃやで買ったのを使いました。押し絵の羽子板などは「もったいない」といって、もっぱらかざりで、板に絵のついた羽子板を用いたそうです。男の子も大人も一緒になって羽根をつきました。道路で墨(すみ)を顔にぬったりしてさわいで楽しみました。
 商店のある大通りではすでに電柱があり、凧揚(たこあ)げは無理(むり)でしたが、一歩裏(うら)に出れば小学校の裏でも田んぼがあって、いくらでもあげる場所がありました。凧は町の店で買う人もあり、また王子稲荷(いなり)の初午の凧市で買う人もありました。

お問い合わせ

東京都北区立 赤羽小学校

〒115-0045 北区赤羽1-24-6

電話番号:03-3901-8510

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