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最終更新日:2016年3月21日

日本製麻会社の工場

 大正3年、赤羽小学校の近くの田んぼの真ん中に大きな日本製麻(せいま)会社の工場が建(た)ちました。地主たちは猛烈(もうれつ)に招致(しょうち)運動をして、三河島(みかわしま)方面に立てようとしたプランをこちらにもってこさせたのだといいます。
 こうして小学校の裏(うら)から荒川近くまで見渡す限(かぎ)り田んぼであった所へ、いきなり煉瓦(れんが)の近代的な工場が建ち、その周辺(しゅうへん)に社宅ができたのですから、大きな変化(へんか)でした。さらに、欧州大戦(おうしゅうたいせん)の好況(こうきょう)の波に乗ってますます活気づき、小学校のすぐ近くまで社宅がどんどんできていく有様(ありさま)でした。町の人たちもここに働きにいく人が増(ふ)えました。また、多数の職工(しょくこう)たちが他の町や村から岩淵町へ入ってきて、急に人口が増えました。

お問い合わせ

東京都北区立 赤羽小学校

〒115-0045 北区赤羽1-24-6

電話番号:03-3901-8510

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