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最終更新日:2016年3月21日

大暴風雨の時の様子

 大正6年10月1日の大暴風雨(だいぼうふうう)の時には、岩淵尋常高等小学校の校舎の一部が倒壊(とうかい)するといった被害(ひがい)を出しました。一部つぶれた校舎は今の体育館寄りの教室でした。
 何とかつぶれた校舎から机の中にある硯(すずり)などの文房具(ぶんぼうぐ)を取り出そうと、その教室の児童が大勢(おおぜい)朝から集まったそうです。
 9月30日の夜は十五夜で、子供達もずいぶん楽しみにしていたのに、夜中からすごい暴風雨となり、夜明けまで荒(あ)れたすごいものだったそうです。
 ところで、それまで洪水(こうずい)で悩(なや)まされていた赤羽はどうなったのでしょう。実は、たとえ未完成(みかんせい)で不十分でも岩淵水門の工事が大体できていたので、水門を閉めると、赤羽の町はほとんど被害を受けなかったのです。下流の東京も、荒川としては、洪水による大被害をまぬがれました。どんなにこの岩淵水門の工事の効果(こうか)が大きかったか分かります。

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