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掲載開始日:
最終更新日:2015年4月23日
東京都北区指定有形文化財(古文書)
平成12年4月11日指定
大岡家文書は、旧武蔵国豊嶋郡岩淵領王子村大岡家に伝存した文書群で、典籍・絵画を含めると江戸時代から昭和にいたる1056点の資料で構成されています。
明治元年(1868)、金輪寺僧宥神は復飾し、大岡清利として王子神社神主となりました。そのため、大岡家文書には、王子権現社別当金輪寺や王子神社の寺務および社務に関する資料が多く残されています。特に嘉永3年(1850)5月から4年(1851)正月にいたる金輪寺日記や、明治元年(1868)から15年(1882)にいたる御用留は、当時の幕府および明治政府の宗教政策を理解する上で貴重な資料であるといえます。また、この他に明治7年(1874)創立の荒川小学校(のちに王子小学校)の開校に関する文書や、小学校運営に関する領収書類なども残されており、地域教育史を理解する上で貴重な資料であるといえます。こうしたところから、平成12年に北区指定有形文化財(古文書)に指定されました。
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