ご利用案内

開館時間
午前10時から午後5時(常設展示室観覧券の発行は午後4時30分まで)
※埋蔵文化財の届出等に関するお問合せ・受付
月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時
休館日
毎週月曜日
国民の祝日・休日の場合は開館し、直後の平日に振替休館
年末年始(12月28日~1月4日)
臨時休館日
観覧料
一般 300円(団体240円)
※障害者手帳をご提示いただいた場合は、一般券を半額でご利用になれます。(障害のある方お一人につき、介助者1名まで観覧料が免除になります。)
65歳以上 150円
小・中・高 100円(団体80円)
※小学生未満は無料
※団体扱いは20名以上

北区飛鳥山博物館だより ぼいす

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掲載開始日:

最終更新日:2015年4月23日

国史跡中里貝塚Q&A2

Q 貝層・木枠付土坑の他にはどのようなものが発見されたの?

A 中里貝塚から発見された遺構としては、木枠付き土坑の他に、杭列(くいれつ)や木道(もくどう=木でできた道)が発見されています。木道は、長さ6.5m以上のコナラの丸太を縦に半分に割り、道として使っていたものです。木道の先には、焼けた石などが出土した土坑がみつかりました。これらは、貝を加工処理するための施設として利用されたと考えられます。
また、貝塚の南側には「中里遺跡」と呼ばれる遺跡がありますが、ここでは新幹線の線路敷設に伴う調査で中里貝塚と同じ頃の多数の土器や魚網のオモリ、集石遺構、丸木舟などが発見されています。海辺の活動の場であり、中里貝塚を残した人々との関わりが考えられます。

発見された杭


木杭が発見されています。杭は、浅い海の底に打ち込まれていました。どのように利用されたかは現在のところ不明です。

木道と土坑

木道と土坑
木道は長さ6.5m以上の丸太を半割して設置されていました。木道の先には焼けた石などが出土した土坑があり、貝を加工処理するための施設と考えられています。中里貝塚付近の砂浜中からは丸木舟がみつかりました。
丸木舟(全長5.79m)