ご利用案内

開館時間
午前10時から午後5時(常設展示室観覧券の発行は午後4時30分まで)
※埋蔵文化財の届出等に関するお問合せ・受付
月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時
休館日
毎週月曜日
国民の祝日・休日の場合は開館し、直後の平日に振替休館
年末年始(12月28日~1月4日)
臨時休館日
観覧料
一般 300円(団体240円)
※障害者手帳をご提示いただいた場合は、一般券を半額でご利用になれます。(障害のある方お一人につき、介助者1名まで観覧料が免除になります。)
65歳以上 150円
小・中・高 100円(団体80円)
※小学生未満は無料
※団体扱いは20名以上

北区飛鳥山博物館だより ぼいす

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掲載開始日:

最終更新日:2015年4月23日

文化財説明板宮堀の渡船場跡

現在の宮堀の渡船場跡付近の写真

説明板の奥の川沿いには、大正時代末期から昭和35年(1960)にかけて宮堀の渡船場(とせんば)がありました。
この渡船場が設けられたのは、荒川放水路が完成したことによります。明治43年(1910)8月の東京大洪水を教訓として翌年から荒川の河川改修工事が始められ、大正13年(1924)6月に荒川放水路の全線が通水しました。その結果、足立区新田町の一帯は放水路と隅田川にはさまれて島のように孤立した地域となったため、北区と新田地域との間を往来する2つの渡船場が設置されました。1つは野新田(やしんでん)の渡船場で、もう1つが宮堀の渡船場です。新田地域からさらに先の足立区側へ赴(おもむ)くときは、鹿浜の渡船場を利用しました。
橋が少なく、鉄道や自動車が普及していない時代には、渡船は重要な交通機関でした。神谷や十条に住む人々は、宮堀の渡船場を使って、毎月21日の西新井の大師参りに出かけたり、鹿浜へ虫切りといってカンの虫治療に行ったりしました。また、桜の咲く季節には、荒川堤へ花見に行く人々で渡船場は賑わいました。
しかし、交通量の増大に対応して、昭和37年(1962)10月に新神谷橋の架設工事が着工され、同40年(1965)10月に片側車線が開通し、環状7号線が足立区側へ入ることとなりました。宮堀の渡船場は、新神谷橋の架橋によってその役目を終え、昭和35年の冬に廃止されました。

文化財説明板設置場所

神谷1-3 北区立宮堀児童遊園

散策のヒント

  • 文化財説明板
  • トイレ(児童遊園内)
  • ベンチ(児童遊園内)