掲載開始日:2022年4月1日
最終更新日:2022年4月1日
【キャッチアップ】ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防ワクチン)
キャッチアップ接種を実施します
- 平成9年度⽣まれ〜平成17年度生まれ(誕生日が1997年4⽉2⽇〜2006年4月1日)までの女性の中に、小学校6年から高校1年相当の頃に、HPVワクチンの接種の機会を逃した方がいらっしゃいます。
- まだ接種を受けていない方に、あらためて、HPVワクチンの接種の機会をご提供します。
接種の対象となる方
次の2つを満たす方が、あらためて接種の機会をご提供する対象となります。
- 平成9年度⽣まれ〜平成17年度生まれまで(誕生日が1997年4⽉2⽇〜2006年4月1日)の女性
- 過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない
過去に接種したワクチンの情報(ワクチンの種類や接種時期)については、⺟⼦健康⼿帳や予防接種済証等でご確認ください。
接種可能な時期について
令和4(2022)年4⽉〜令和7(2025)年3月の3年間、公費で接種を受けられます
3回の接種を完了するまでに十分な期間が設けられていますが、希望される方は、なるべく早く接種しましょう。
接種方法について
- 対象となる方には、令和4年秋にご案内等の送付を予定しています。
- 対象となる方で個別の送付前に接種をご希望の方は、電子申請をご利用ください。
- 過去に受けた接種回数や時期により、接種方法が異なる場合があります。⺟⼦健康⼿帳等で接種回数・時期を確認して、接種をご検討ください。
なぜ、あらためて、接種の機会が設けられるのですか?
- 平成25年から令和3年にかけてのHPVワクチンの接種を個別にお勧めする取組が差し控えられていた間(※)に、定期接種の対象であった方々の中には、ワクチン接種の機会を逃した方がいらっしゃいます。
- こうした方に、公平な接種機会を確保する観点から、あらためて接種の機会をご提供しています。
※接種後に生じうる多様な症状等について十分に情報提供できない状況にあったことから、個別に接種をお勧めする取組を一時的に差し控えていました。
令和3(2021)年11月の専門家の会議で、安全性について特段の懸念が認められないことがあらためて確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、個別に接種をお勧めする取組を再開することになりました。
1回接種した場合や、2回接種した場合にも対象となりますか?
- 1回接種したことがある方は残り2回を、2回接種したことがある方は残り1回を、公費で接種を受けることができます。
接種するワクチンの種類とスケジュール
公費で接種できるワクチンは2種類(サーバリックス®、ガーダシル®)あります。
決められた間隔をあけて、同じワクチンを合計3回接種します。
- 現在公費で接種できるのは2価・4価のワクチンです。9価のワクチン(シルガード9®)は公費接種の対象ではありません。
- 1回目、2回目に気になる症状が現れた場合は、2回目以降の接種をやめることが出来ます。
定期接種の対象年齢(高校1年相当まで)を過ぎても、接種の効果はありますか?
- 16歳頃までに接種するのが最も効果が高いですが、それ以上の年齢で接種しても、ある程度の有効性があることが、国内外の研究で示されています(※)。
- なお、定期接種の対象年齢を過ぎてからの接種について、明らかな安全性の懸念は示されていません。
※ワクチンが子宮病変を予防する有効性は概ね16歳以下の接種で最も高いものの、20歳頃の初回接種まではある程度有効性が保たれることや、性交経験がない場合はそれ以上の年齢についても一定程度の有効性があることが示されています。
性交経験によるHPV感染によって、ワクチンの予防効果が減少することが示されていますが、性交経験がある場合でも、ワクチンの予防効果がなくなってしまうわけではありません。
新型コロナワクチンとHPVワクチンの接種間隔について
新型コロナワクチンとHPVワクチンの接種を行う場合は、互いに、片方のワクチンを受けてから2週間以上の間隔を空けてください。また、新型コロナワクチンとの同時接種はできません。
詳しくは、厚生労働省新型コロナワクチンQ&A(外部サイトへリンク)を参照ください。
子宮頸がんとは?
- 日本では毎年、約1.1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。
- また、若い年齢層で発症する割合が比較的高いがんです。患者さんは20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います。
子宮頸がんにかかるのはなぜ?
- 子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんです。
- HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられています。
- 感染は、主に性的接触によって起こり、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。
子宮頸がんで苦しまないために
できることが2つあります。HPVワクチンを受けた方も、検診をお忘れなく!
- HPVワクチン▶HPVの感染を予防します
- 子宮頸がん検診▶がんを早期発見し治療します。20歳以上の方は、2年に1回
- ワクチンで防げないHPV感染もあるため、子宮頸がん検診を定期的に受診することが大切です。
- HPV感染は主に性的接触により起こります。パートナーと共に性感染症の予防も忘れずに。
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