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掲載開始日:2015年2月4日

最終更新日:2015年5月19日

喫煙と健康

Q1 何故喫煙が今注目されるのでしょう

  • [1]喫煙は様々な病気〔がん、心臓病、脳卒中、認知症、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、結核、歯周病など〕の原因となる生活習慣です。一方、この習慣を改善することにより、最も多くの病気をお金をかけずに予防し、健康で長生きができます。
  • [2]従来、喫煙は単なる習慣や嗜好の1つと考えられていましたが、現在はニコチン依存症という治療が必要な病気であると考えられています(WHOの国際疾病分類など)。ニコチン依存症の治療は難しい面もありますが、薬物療法、心理療法を行うことによりこの病気からの回復は可能です。
  • [3]日本人の喫煙率は少しずつ下がっていますが、男性で30~40%ありたばこ対策を積極的に行っている国々(英米豪北欧)に比べ、まだまだ高い状況です。(グラフ1)※グラフ1~4は下記添付ファイルの参照データをご覧ください。また北区の喫煙率は、男性が27.6%、女性が11.1%です(「健康づくりに関する意識・健康調査」平成25年)。これは平成24年の「国民健康・栄養調査」による日本人男性34.1%、女性9.0%に比べ男性は低くなっています。しかし更に低い区もあり(グラフ2)、健康長寿のために禁煙支援が重要です。
  • [4]北区の主要疾患の標準化死亡比(年齢構成が異なる地域を比較する場合の指標。これが100を超えている疾病については、北区に高齢化以外の死亡を高める原因があることが推測されます)は100を超えているものが多く、その原因の一つに喫煙が考えられます。(グラフ3)
  • [5]2007年の喫煙、高血圧、運動不足、高血糖、塩分過多などによる死亡数についてのグラフをご参照下さい。多くの日本人が亡くなる原因は、他を大きく引き離して喫煙と高血圧であることが分かります。(グラフ4)
  • [6]3年前に世界的な医学雑誌「ランセット」が長寿国である日本の健康について特集を組んでいますが、喫煙率が高いことなどを懸念しています。もしすべての成人が禁煙すれば、平均寿命は男性で1.8年、女性で0.9年延びるとも推定しています。
  • [7]日本ではがんの約30%が喫煙によるものと推定されています。北区では毎年約1000人ががんで亡くなっているため、今後喫煙対策を進めることにより、多くのがん死亡を予防できると考えられます。
  • [8]北区の喫煙率を年代別にみると、子育て世代の30~40歳代の喫煙率は22.8%と高く(全体は18.4%)、子どもへの影響が心配です。今年(平成26年)から始まるヘルシータウン21(第二次)では全体の喫煙率を18.4%から12%に下げることを目標としています。健康日本21前期計画には喫煙率を10%下げることで脳血管疾患(脳卒中)や心疾患などの循環器疾患の死亡を30%減らせるとの試算があり、北区の2011年人口動態統計にあてはめるとおよそ270~280人に相当します。

Q2 たばこの健康や経済に対する影響にはどのようなものがありますか

経済効果

  • [1]がん、脳卒中、心臓病の原因となっています。喫煙者は、非喫煙者に比べ、男性では、肺がん4.45倍、胃がん1.45倍、食道がん2.24倍、肝臓がん1.50倍、喉頭がん32.5倍、女性では、肺がん2.34倍、乳がん1.28倍、肝臓がん1.66倍など、ほとんどすべてのがんで死亡の倍率が上がります。脳卒中・心臓病では男女とも約1.7倍、認知症2.0倍、結核では2.3倍となります。
  • [2]自分が吸わない受動喫煙でも、死亡の確率は肺がん1.19倍、心臓病1.25倍となります。
  • [3]妊婦の喫煙による低出生体重児は、非喫煙妊婦の1.7~2.5倍、早産も同じく3.3倍です。
  • [4]歯周病のなりやすさは、2~8倍とされています。
  • [5]経済的には、利益は、日本国内で税収などによるものが年間2兆8千億円です。他方、損失は、死亡などの労働力損失、がん治療などの超過医療費、火災による損失、ごみ処理費用などの年間総計が1999年時点で7兆4千億円(国立保健医療科学院・医療経済研究機構試算:2002年)となります。これは国民一人当たり年間約6万2千円の損失に相当します。(北区に換算すると約200億円)。

Q3 北区の喫煙対策としてどのようなことをしていますか?

[1]防煙教室

「初めが肝心、吸わない吸わせない」を合言葉に、区立中学校との連携により防煙教室を実施しています。

[2]禁煙応援講演会

禁煙に関する内容の他、COPD(慢性閉塞性肺疾患)やがんなど、たばこの影響に関する講演会を実施しています。

[3]禁煙支援

北区では禁煙治療費助成を行っています。

添付ファイル

参照データ(PDF:217KB)

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所属課室:健康福祉部健康推進課王子健康支援センター 

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電話番号:03-3919-7588

所属課室:健康福祉部健康推進課赤羽健康支援センター

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電話番号:03-3903-6481

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電話番号:03-3915-0184