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掲載開始日:2022年4月28日

最終更新日:2022年8月29日

幼児食のポイント

幼児食とは?

1歳半頃から3歳頃までの時期は、まだかむ力や味覚、消化機能などはまだ成長段階です。
そのため、離乳食を卒業しても、すぐに大人と同じ食事は食べられません。この時期のお子さんが食べやすい食事が幼児食です。
お口の中の状態を見ながら、食べる力を育てていきましょう。

POINT1:規則正しい生活をしよう!

  • 生活リズムを作りましょう。
  • 1日3回の食事と1~2回のおやつをとります。食事の時間を決めていきましょう。
  • 活発に遊ぶと食欲もわきやすいです。
  • 早寝・早起き・朝ごはんを習慣にしましょう。

☆1歳~1歳半ころの1日のスケジュール(例)☆

授乳と食事

POINT2:食べやすいかたさ・大きさ・味付けを知ろう!

☆かたさ☆

バナナ位のやわらかさを目安に、慣れてきたらやわらかい肉団子へ。大人のかたさは、まだまだかみきれません。前歯でかじり取り、歯ぐきでかむ練習を。

☆大きさ☆

1~2cm角程度、スティックや半月切り、斜め切りなど。「歯が生えていない」などで、細かくしすぎると丸飲みになってしまいます。食べる力のトレーニングをしていきましょう。いただきます

☆味付け☆

大人の3分の1~2分の1程度。

☆食べやすくする調理のポイント☆

食材 食べにくい理由 食べやすくするポイント

ほうれん草、小松菜、キャベツ、わかめなど

繊維が残る、薄くてペラペラしている。

やわらかくゆでて、こまかく刻む。

なす、トマトなど 皮が口に残る。

皮をむく。

トマトはゼリー状になっているところや種を取る。

ブロッコリー、魚類など 口の中でまとまりにくい。

他の食材と混ぜてまとめる。

片栗粉などをまぶして焼く、とろみをつける。

肉類 かたくなり、噛みにくい。

ひき肉料理は、パン粉や卵などのつなぎを多めに。

薄切り肉は1cm幅くらいの細切りや角切り。

パン、ゆで卵、さつまいも 唾液を吸う。

水分を含ませる。

他の食材と混ぜる。

 

POINT3:おやつ(間食)の与え方と内容を知ろう!

☆おやつ(間食)は食事の一部です☆

幼児の胃は小さく消化機能も発達の途中であり、3回の食事では必要な栄養素がとりきれない場合がほとんどです。それを補うのが『第4の食事』としてのおやつです。楽しみとして、市販のお菓子を与える場合もありますが『おやつ=お菓子』ではないことを忘れずに。

☆おやつ(間食)の回数と時間例☆

  • 1~2歳児は午前1回(午前10時)+午後1回(午後3時)おにぎり食べる女の子
  • 3~5歳児は午後1回(午後3時)

     ※食事との間隔が2時間以上空くようにしましょう。

☆量と選び方☆

  • 次の食事にひびかないようにしましょう。
  • 1日に必要なエネルギーの10~20%が目安です。

★おすすめのおやつの例★(1~2歳児)

運動量も増えてくる時期になるので、エネルギーを補う炭水化物や食事で不足しがちなカルシウムやミネラル、ビタミンを補えるものを選んでいきましょう。

小さいおにぎり1個(50g)+牛乳 ロールパン1個+牛乳
フレンチトースト2分の1枚(8枚切)+牛乳 ふかしいも(50g)+牛乳
ビスケット+りんご+牛乳

ヨーグルト(50g)+キウイ(2分の1個)+麦茶

マカロニきな粉(マカロニ15g+きな粉小さじ2)+牛乳 バナナ(1本)+チーズ(3個)+麦茶

※子どもの体格や運動量で個人差があります。

 

幼児期は自我が芽生え、言葉が発達して意思表示もできるようになるため、「好き嫌い」を言ったり、好きなものしか食べない「ばっかり食べ」が目立ちやすい時期になります。

お子さんの食事のことで困ったこと、心配なことがありましたら、お住まいの地域の健康支援センターまでご相談ください。

 

お問い合わせ

所属課室:健康部健康推進課王子健康支援センター

〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3 北区保健所1階

電話番号:03-3919-7588

所属課室:健康部健康推進課赤羽健康支援センター

〒115-0044 東京都北区赤羽南1-13-1 赤羽会館6階

電話番号:03-3903-6481

所属課室:健康部健康推進課滝野川健康支援センター

〒114-0024 東京都北区西ヶ原1-19-12

電話番号:03-3915-0184