ここから本文です。
最終更新日:2020年2月12日
荒川河川敷で、北区在住の鷹匠(鷹を飼育・訓練する専門家)・大和田等さんを取材しました。
大和田さんは鷹匠歴27年。小学生の頃からの憧れだったそうで、いまでは荒川河川敷や学校などで、主に子どもたちにその素晴らしさを伝えています。
この日見せてくれた鷹は、ハリスホークの「チョコ」ちゃん(雌・1歳)。
笛の合図にあわせ、大きな翼で澄み渡る青空を悠々と舞い、一気に低空飛行で我々の目前に迫ります。反面、肩に乗りつつ甘える声を発するなど、その愛らしさも魅力的です。
大和田さんによると、荒川には、オオタカ、ハヤブサ、コミミズクなど、多種の猛禽類(もうきんるい)が飛来するそうで、過日は、東京湾で見かけるミサゴが、魚を捕らえていたことも見かけたそう。荒川には豊かな自然が間近で見られるので、北区で触れられる自然をもっと感じてみてください。
「野生の世界は、私たちが思っているよりもはるかに厳しいと思います。生き物が飼える環境にあるならば、子どもたちには生き物を飼ってほしい。飼育する動物が先に死ぬことが多いですが、大切に育てた命を失うことで、死というもの、大切な命と慈しみを学べると思います。また、鷹はインパクトが強く、家族の会話が増えることにもつながります」。
自然や生き物への愛情、それを子どもたちへ伝えたい想いを強く抱く鷹匠・大和田等さん。澄んだ青空と豊かな水面を背景に、その優しい眼差しが一層輝いて見えました。
関連リンク
お問い合わせ
所属課室:政策経営部広報課(報道・SNS担当)
〒114-8508 東京都北区王子本町1-15-22 北区役所第一庁舎3階1番
電話番号:03-3908-1102