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掲載開始日:2019年8月1日

最終更新日:2019年8月1日

子どもたちが「とんぼ玉作り」を体験

190801-2-18月1日(木曜日)、桐ケ丘児童館(桐ケ丘1-16-27)で、北区伝統工芸保存会会員でとんぼ玉作家のなかの雅章さんを講師に迎え、伝統工芸出張体験講座「とんぼ玉作り」を開催した。
参加した区内在住の小学生17名は、1200℃のバーナーの火でガラスを溶かしながら、棒状の鉛ガラスをくるくると回し形を作り、模様を入れて、自分オリジナルのとんぼ玉を製作。参加者はなかのさんに直接とんぼ玉づくりの技術を教わり、肌で感じながら、日本の伝統文化やものづくりの面白さを楽しく学んだ。

(写真:とんぼ玉作りを体験する様子)

北区では、子どもたちに日本の伝統文化やものづくりの面白さを学んでもらおうと、区内の児童館、小学校に北区伝統工芸保存会の会員を派遣し、伝統工芸に関する講演や実演、作品づくりの体験などを行う伝統工芸出張体験講座を実施している。

この日、同会会員でとんぼ玉作家のなかの雅章さんを講師に迎え、桐ケ丘児童館で「とんぼ玉作り」を開催。区内在住の小学3年生から5年生までの17名が参加した。

最初に、なかのさんからとんぼ玉の歴史や、ガラスが溶ける温度は600℃~800℃で、1200℃のバーナーを使用するなどと説明を受ける。なかのさんの手本を見た後、防護メガネをかけて、子どもたちはいよいよとんぼ玉づくりに挑戦。まず、自分の好きな色の棒状の鉛ガラスを選び、バーナーで溶かしながら丸い形をつくる。同じ姿勢を保ちながら、まばたきをすることを忘れるほど、真剣な目つきで取り組む子どもたち。途中、なかのさんから「棒を水平に保ち、回すスピードはゆっくり。」などと技術的なアドバイスを直接教わり、溶けていく棒状の鉛ガラスをくるくると回し、白く細い棒状のソーダガラスで模様をつけて、さらに丸く形を整えていく。形を整えた後は、藁灰で時間をかけて冷やして完成。最後に、ビーズとヒモを通して、自分オリジナルのとんぼ玉が出来上がり、子どもたちは満足そうな笑顔を浮かべていた。

参加した小学3年生の女の子は「作業をしている時思ったよりも熱くて、最初はガラスが固かったのに、火でだんだんやわらかくなっていく過程が面白かったです。」と笑顔で話してくれた。

講師を務めたなかの雅章さんは「毎年楽しみに来てくれる子どももいて嬉しいです。とんぼ玉を知らない子どもたちに、実際の火を使って、固いガラスが溶けていく感覚、面白さを体験してもらいたいです。普段体験できないことをやってもらいとんぼ玉に興味をもってもらえると嬉しいです。」と話してくれた。

北区伝統工芸保存会

同会は歴史ある伝統的な技法や技術を継承していくとともに、その熟練した技と伝統工芸品に広く親しんでもらうため平成4年11月に発足。会員は24名(平成31年4月1日現在)。
人間国宝の奥山峰石氏(鍛金)をはじめ、彫金、鎚金、浮世絵木版画、江戸鼈甲、東京仏壇、陶芸、建具、東京手描友禅、江戸文字凧絵、縁起福熊手、江戸表具、銀細工、とんぼ玉、今戸人形、染付、刀鍛冶の職人たちが、伝統工芸の保存と発展のため活動している。同会会員たちは、毎秋には伝統工芸展を開催しているほか、区内小学校や児童館等で出張体験講座を行っている。

とんぼ玉

色模様を入れたガラスのビーズで、紀元前14世紀のエジプトが発祥の地と言われている。日本では正倉院にも「とんぼ玉」が入っており、江戸時代には印篭やかんざしの装飾品に絵付けした「江戸とんぼ」もみられ歴史が深い。主な工程は、ガラス火で溶かしながら金属棒に巻きつけ、他の色ガラスで絵柄を付け、ゆっくり冷ましてから棒を抜く。現在では和装小物(帯留め・根付・かんざし)のほか、アクセサリー等としても使われている。

講師プロフィール

なかの 雅章

北区伝統工芸保存会会員。93年日本宝飾クラフト学院卒業、とんぼ玉を始める。スペインへ留学。09年ビーズグランプリ・ガラス玉部門大賞、11年東京都伝統的工芸品チャレンジ大賞・優秀賞・奨励賞、17年東京マイスター受賞、18年北区区民文化奨励賞受賞。

 

(令和元年8月1日プレスリリース)

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