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掲載開始日:2019年11月1日

最終更新日:2019年11月1日

滝野川「稲荷湯」がWMF「2020年文化遺産ウォッチ」に選定される

191101-1-110月29日(金曜日)(米国時間)、ワールド・モニュメント財団*1が北区滝野川にある「稲荷湯」を2020年文化遺産ウォッチ*2に選定した。
これは、世界中で文化遺産の保存活動に取り組んでいる同財団により、2020年文化遺産ウォッチ(緊急に保存・修復などの措置が求められている文化遺産)として、広く世界に向けて、現状と復旧支援の必要性を訴えていくもの。今回日本で選定されたのは「稲荷湯」と「岩松歴史的町並み」(愛媛県宇和島市)の2件のみ。
選定にあたり、建築文化的な価値の他に、社会的価値などが評価された。
これに合わせ、11月19日(火曜日)午後2時より、現地にて同財団による伝達式、視察が行われる予定。

 

「稲荷湯」は北区滝野川にある昭和5年に建てられた銭湯で、周辺の滝野川は戦火からも奇跡的に逃れ、今でも戦前からの面影や情緒を残す地域。稲荷湯は浴場・主屋そして従業員の住居として使われていた長屋等の建造物から構成され、2019年国の登録有形文化財として答申を受けた。その外観は入り母屋造りの玄関を構え、さらにその上に破風が二段重なる特徴がある。このような社寺風の意匠は関東の銭湯に多く、中でも稲荷湯は戦前の東京における銭湯の様相を今日に伝えている。

人々の生活を支え、人との触れ合いの場として日本の生活文化を支えてきた銭湯は、少子高齢化や核家族化などが相まって一人暮らしの高齢者が増える傾向にあるこれからの社会、特に都市部において果たしうるその役割が大いに期待されている。今回の選定にあたっては、建築文化的な価値の他に、そのような社会的価値などが評価された。

*1 ワールド・モニュメント財団(WMF)

1965年に米国ニューヨークで設立された非営利民間組織。国や文化の絆を超え、歴史的建造物などの文化遺産を保護・保存することを目的とし、世界各地で政府などの公的組織及び民間のパートナーと協力して、経済的・技術的支援活動や教育・啓発活動を行っている。

*2 文化遺産ウォッチ

アメリカン・エキスプレスを設立スポンサーとして、WMFが1996年より隔年で、緊急に保存・修復などの措置が求められている文化遺産を世界中からの申請を得て、選考しリストとしてまとめ、広く配信し保護活動の必要性を訴え、保存・継承に欠かせない地域社会の関わりを強めることを目的とした啓発プログラム。
 

(令和元年11月1日プレスリリース)

 

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