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掲載開始日:2020年2月7日

最終更新日:2020年2月7日

熊野神社で「白酒祭」開催

200207-1-12月7日(金曜日)、『白酒祭』が熊野神社(志茂4-19-1)で開催され、五穀豊穣等を願って「鬼」と書かれた的を弓矢で射ぬく「オビシャ」が披露された。
白酒祭は、平成14年に北区指定無形民俗文化財に指定されている。3本の矢を持った氏子総代らが8mほど離れた位置から的(直径1.8m)を狙い、1本目はわざと外して残りの矢を当てるのが祭りの習わし。緊迫した雰囲気の中、放たれた矢が鬼を仕留めると、およそ300名の見物人は盛大に拍手を送った。
また、古くからこの土地に伝わる白酒作りの作業唄「白酒の唄」が神楽殿で披露されたほか、甘酒・白酒と切り餅が来場者へ振る舞われた。

(写真:オビシャの様子)

熊野神社では、毎年2月7日に白酒祭が行われている。これは、地域の五穀豊穣を祈願した村の行事が起源で、600年の歴史を持つと言われており、昭和初期頃からは神社の祭事となっている。村人が熊野神社の裏を流れる川の清水を用いて白酒を仕込み、祭礼日に振る舞ったことから白酒祭と呼ばれる。祭の中で行われる弓矢で的を射る行事は「オビシャ(御歩射または御備射)」と言われ、北区指定無形民俗文化財に指定(平成14年4月9日指定)されている。

この日、伝統行事を一目見ようと、境内には地域の保育園・小学校の子どもたちや地元住民などおよそ300人が集まった。最初に、境内の斎場で宮司と氏子総代らによるお祓いが行われ、続いて古くからこの土地に伝わる白酒作りの作業唄「白酒の唄」が神楽殿で披露された。境内が徐々に盛り上がり、そしていよいよ見物人が待ち望んでいた「オビシャ」が披露された。畳2畳に貼られた白い紙に「鬼」という文字が記された的(直径1.8m)を狙い、8m離れた位置から氏子総代らが3本ずつ矢を放つ。1本目は「捨て矢」として故意に外し、2、3本目の矢を当てるのが習わしで、矢が的に当たると鬼を退治したことになる。袴姿の射手が登場し弓を構えると、会場からは「頑張れ」と応援する声が聞こえたり、カメラを構えてシャッターチャンスを狙ったりと、観客たちは弓が的を射る瞬間を心待ちにしていた。一直線に放たれた矢が見事に的に命中すると、大きな歓声と拍手が沸き起こった。

東久留米市から訪れた70代男性は「毎年写真を撮りに来ていて、今年で10年以上になります。このような伝統行事が何年も続いていることは素晴らしいことだと思います。子どもたちも間近で見ることでとても良い勉強になるのではないでしょうか。また来年も撮影しに来ます。」と笑顔で話してくれた。

 

(令和2年2月7日プレスリリース)

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