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掲載開始日:2020年7月7日

最終更新日:2020年7月7日

「河童忌記念帖2020in田端~現代作家が芥川龍之介を詠む~」はじまる

200707-17月7日(火曜日)から、田端文士村記念館(田端6-1-2)で、河童忌(芥川龍之介忌)*1特別企画展『河童忌記念帖2020in田端』がはじまった。入館無料。9月21日(月・祝)まで。
「河童忌」は、昭和18年まで毎年行われていた芥川龍之介を偲ぶ会。平成29年、没後90年を契機に遺族の協力を得て同館が復活した。
この日、来館した人々は、現代作家たちが「芥川龍之介」をテーマに創作した直筆作品を眺めながら「河童忌」の歴史を知り、思い思いに芥川の偲び方について考えを巡らせているようだった。

(写真:特別企画展の展示の様子)

「河童忌」とは、現在、芥川龍之介の忌日を指して用いられることが多いが、当初は、芥川の没後昭和18年まで毎年開催されていた〝偲ぶ会〟を指していた。この会には毎回のように記念帖が用意され、出席する親しい友人や芥川を慕う文士たちが、各々生前の芥川に想いを馳せて、俳句や画をしたためていたという。

没後90年を迎えた平成29年に遺族の協力を得て田端文士村記念館が復活した「河童忌」の特別企画は今年で4回目の開催となる。本年は「河童忌」の本来の在り方に立ち返り、現代作家たちが「芥川龍之介」をテーマに詩や短歌、俳句を詠み、直筆で書き下ろした作品を楽しむことができる。

特別企画展の開催初日となったこの日、没後93年を迎えた現在も芥川を偲ぶファンや、創作した現代作家たちの貴重な直筆を一目見ようと足を運んだ人々の姿が見られた。

千葉県から訪れた芥川ファンの40代女性は「河童忌には、毎年お墓参りをして田端文士村記念館に来ています。芥川の作品名などがおり込まれている、現代作家の直筆作品にはとても感動しました。普段は小説ばかり読んでいますが、これを機に詩や歌にも興味を持ってみようと思いました。」と河童の絵がプリントされたマスクをつけながら話してくれた。

また、同館で現在開催中の企画展「田端の大運動会」に、本日から貴重な資料が加わった。追加で展示される資料は作家の押川春浪が率いた天狗倶楽部の野球ユニフォーム(船橋市所蔵)。左胸に「T.N.G」と書かれたワッペンが縫い付けられており、大河ドラマに登場した際には視聴者の間で話題になった。本企画展は9月21日(月。祝)まで開催中。

出品作家

(五十音順)

小澤 實(俳人)・長嶋 有(俳人)・蜂飼 耳(詩人)・東 直子(歌人)・日和 聡子(詩人)・穂村 弘(歌人)・堀本 裕樹(俳人)・枡野 浩一(歌人)

開催情報

  • 休館日
    毎週月曜日(祝日は除く)、7月28日(火曜日)、29日(水曜日)、8月11日(火曜日)、12日(水曜日)
  • 開催場所
    田端文士村記念館常設展示スペース(田端6-1-2)
    アクセス:JR京浜東北線・山手線 田端駅北口 徒歩2分
  • 入館料:無料

1 河童忌

昭和2年7月24日、芥川龍之介は田端の家で自ら命を絶ち、35歳で生涯を閉じている。翌年の命日、親しい友人や芥川を慕う文士たちは、芥川家からほど近い、会席料理屋「天然自笑軒」で遺族をかこんで偲ぶ会「河童忌」を開催。昭和18年まで毎年続けられ、その模様は文藝春秋社や時事寫眞新報社などが取材している。その後、第二次世界大戦のため一時中断したが、戦後に五十回忌など、数回開催された記録が残っている。

 

(令和2年7月7日プレスリリース)

お問い合わせ

所属課室:【その他】田端文士村記念館

電話番号:03-5685-5171