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掲載開始日:2021年2月4日

最終更新日:2021年2月4日

北区指定無形民俗文化財「稲付の餅搗唄」披露

210204-12月3日(水曜日)、道観山稲荷神社(赤羽西2-14-20)の境内で、北区指定無形民俗文化財に指定されている「稲付の餅搗唄」を地元の餅つき唄保存会(会長:小川孝、会員数25名)が披露した。
今年は新型コロナウイルスの影響で、実際に餅を搗くことができなかったが、会場にかけつけた地域の人たちと一緒に、手拍子や「よいしょ」の掛け声で、地域の伝統を継承した。
(写真:唄を披露する保存会のメンバーの様子)

「稲付の餅搗唄」は、江戸時代から稲付地域(現在の赤羽西・赤羽南・西が丘地域付近)に伝わる、正月や祝い事で使う餅を搗くときに唄われた作業唄。餅を練る際に唄われる「稲付千本杵餅練唄」*1と、搗く際に唄われる「稲付千本杵餅搗唄」*2からなる。北区では、この作業唄を「北区らしさ」の貴重なものとして未来に伝承・継承していくため、平成8年1月23日に北区指定無形民俗文化財(民俗芸能)に指定。毎年、初午の日(初午が節分以前の場合、二の午の日)に道観山稲荷神社で開催される「初午祭」で地元の餅つき唄保存会により披露されている。
初午のこの日、保存会の会員が、伝統の作業唄を2回披露。揃いの祭半纏を身にまとい、「ヤーレ ヤーレ ヤーレ ヤーレ めでた めでたの 若松さまよ」といった餅練唄の独特の節回しでゆったりとしたテンポの唄声と手拍子が会場に響き渡る。1回目はベテランが唄い、2回目は若手が唄を披露。唄い手によって、リズムや音程が変わり、唄にそれぞれ深みが出て、歴史を感じることができる。「サノサー わたしゃ飛び入り ドッコイサノサー めを 掛けたまえ」と餅搗唄に変わると、今回は新型コロナウイルスの影響で実際に餅を搗くかわりに、3人の搗き手が餅を搗いている表現を演出。コロナ禍でも、江戸時代から続く歴史を地域の人たちに披露し、伝統を継承した。
同保存会の小川孝会長は「今年は新型コロナウイルスの影響で、餅を搗くこともできないし、小学生も来ることができないですが、唄を精一杯披露し、歴史を感じてもらえたらと思います。今年のような経験は2度とないと思うので、これも良い経験と思い、より多くの人たちに伝統文化を継承していきたいです。」と話してくれた。

1 稲付千本杵餅練唄

よく練れるようにゆっくりとしたテンポで唄われる。祝儀ものは決まって唄われるが、即興で家族や自分の気持ちを唄うこともある。

2 稲付千本杵餅搗唄

34番まであり、リズムよく搗けるよう、手拍子を打ちながらのテンポの良い節回しになっている。
最後に「すっとこねたら、あんもにしょ(意味:つきあがったら、あんこもちにしましょう)」と、威勢よく掛け声を掛ける。

(令和3年2月4日プレスリリース)

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