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掲載開始日:2022年2月14日

最終更新日:2022年2月14日

北区指定無形民俗文化財「稲付の餅搗唄」披露

220210-2-12月10日(木曜日)、道観山稲荷神社(赤羽西2-14-20)の境内で、北区指定無形民俗文化財に指定されている「稲付の餅搗唄」を地元の餅つき唄保存会(会長:小川孝)が披露した。
今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、地域の小学生と一緒に唄や踊りを披露することはできなかったが、保存会会員と会場にかけつけた地域の人たちが、手拍子や「よいしょ」の掛け声で、地域の伝統を継承した。

(写真:餅を搗く保存会のメンバーの様子)

「稲付の餅搗唄」は、江戸時代から稲付地域(現在の赤羽西・赤羽南・西が丘地域付近)に伝わる、正月や祝い事で使う餅を搗くときに唄われた作業唄。餅を練る際に唄われる「稲付千本杵餅練唄」*1と、搗く際に唄われる「稲付千本杵餅搗唄」*2からなる。北区では、この作業唄を「北区らしさ」の貴重なものとして未来に伝承していくため、平成8年1月23日に北区指定無形民俗文化財(民俗芸能)に指定。毎年、初午の日(初午が節分以前の場合、二の午の日)に道観山稲荷神社で開催される「初午祭」で地元の餅つき唄保存会により披露されている。

初午のこの日、保存会の会員が、伝統の作業唄を披露。揃いの祭半纏を身にまとい、「ヤーレ ヤーレ ヤーレ ヤーレ めでた めでたの 若松さまよ」といった餅練唄の独特の節回しでゆったりとしたテンポの唄声が会場に響き渡る。「サノサー わたしゃ飛び入り ドッコイサノサー めを 掛けたまえ」と餅搗唄に変わると、会場からは手拍手も聞こえてきた。あわせて、搗き手が「千本杵」と呼ばれる小杵で餅を練り、練りあがると大杵に持ちかえ、「ヨイショ ヨイショ」の声に合わせて餅を搗き、最後に「すっとこねたら、あんもにしょ」とのかけ声で餅を持ち上げ、臼に落として仕上げた。この日搗かれた餅は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、その場で見学者らに振る舞うことはせず、のし餅にして、後日関係者のみに配られる。

同保存会の小川孝会長は「みなさんに、これまで継承されてきた唄を聴いていただき、長い歴史を感じてもらえたら嬉しいです。また、今日のお祭りが新型コロナウイルス感染症を吹き飛ばすようなお祭りになってくれるといいですね」と話した。

1 稲付千本杵餅練唄

よく練れるようにゆっくりとしたテンポで唄われる。祝儀ものは決まって唄われるが、即興で家族や自分の気持ちを唄うこともある。

2 稲付千本杵餅搗唄

34番まであり、リズムよく搗けるよう、手拍子を打ちながらのテンポの良い節回しになっている。
最後に「すっとこねたら、あんもにしょ(意味:つきあがったら、あんこもちにしましょう)」と、威勢よく掛け声を掛ける。

(令和4年2月14日プレスリリース)

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