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掲載開始日:2022年3月8日
最終更新日:2022年3月8日
3月6日(日曜日)、北区は、赤羽体育館(志茂3-46-16)で、東京2020パラリンピック車いすラグビーで銅メダルを獲得した北区ゆかりのアスリート・小川仁士選手を講師に招き、スポーツボランティア養成講座「パラリンピアンと車いすラグビー体験!」を開催した。
これは、障害者及び障害者スポーツの理解促進を図るとともに、区のスポーツを支える人材の育成を目的に実施するもの。
参加者たちは、小川選手による講話や車いすラグビー体験を通して、パラスポーツの魅力やスポーツの現場で活躍するボランティアについて学ぶ貴重な時間を過ごした。
(写真:トライを目指し走る参加者)
味の素ナショナルトレーニングセンター(西が丘3-15-1)や東京都障害者総合スポーツセンター(十条台1-2-2)など、世界レベルのアスリートが集う施設がある北区では「トップアスリートのまち・北区」を掲げ、さまざまな取組みを行っている。また、区では、障害者及び障害者スポーツの理解促進を図るとともに、ボランティア活動への参加機会を提供し、区のスポーツを支え、盛り上げる人材を育成するため、平成29年度に「北区スポーツボランティア制度」を創設し、養成講座を継続して行ってきた。
この日は、北区ゆかりのアスリートで、東京2020パラリンピックの車いすラグビーで銅メダルを獲得した小川仁士選手や日本車いすラグビー連盟スタッフを講師に招き、講演会や車いすラグビー体験会が行われた。
モトクロスのレース中の転倒で、頸髄損傷による四肢麻痺という障害を負った小川選手。それに落ち込むことなく、「車いすラグビーで世界のトップを目指したいと思うようになった」と競技を始めるきっかけとなったエピソードについて力強く話したほか、車いすラグビーのルールや大会ボランティアの仕事等について説明が行われた。その後、参加者たちは実際に車いすラグビーを体験。4人ずつのチームに分かれミニゲームが行われると、競技用車いすの操作に苦戦しながらも、「ドンッ!」という大きな音を響かせながら互いにタックルする様子や、スピードに乗った走りでトライを決める様子が見られた。
ミニゲームでトライを決めた小学4年生の児童は「東京パラリンピックで小川選手のプレーを観たことをきっかけに今日の講座に参加しました。みんなで一つになってトライを目指すことができて楽しかったです。」と笑顔で語ってくれた。
小川選手は「障害のある人もない人も、みんなが楽しめるのがパラスポーツの魅力。今日の体験をきっかけに様々なスポーツに触れあってほしいなと思います。」と話した。
(令和4年3月8日プレスリリース)
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