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掲載開始日:2022年6月13日
最終更新日:2022年6月13日
6月30日(木曜日)・7月1日(金曜日)の両日、十条冨士塚(中十条2-14-18十条冨士神社内)で、「十条冨士神社大祭」が3年ぶりに開催される。富士山の山開きにあわせて開催されるこの大祭は、地元では古くから「お冨士さん」の名で親しまれており、富士山に見立てた十条冨士塚へ参拝を行う参詣者が大勢訪れる。なお、今年の大祭は、東京都が実施する十条冨士塚再整備工事に伴い、近隣に設置された仮宮で開催する。また、境内では、例年売り切れになるほど人気がある魔除け・招福の縁起物「麦わら蛇(じゃ)」が数量限定で頒布(有料)されるほか、十条冨士神社脇の道路には約200の露店が並ぶ。
(写真:前回開催時の様子1)
6月30日(木曜日)・7月1日(金曜日)
十条冨士神社(中十条2-14-18)
JR東十条駅下車 徒歩5分、JR十条駅下車 徒歩10分
十条冨士神社大祭は、7月1日の富士山の山開きにあわせ十条冨士塚(北区指定有形民俗文化財)で開催され、古くから「お冨士さん」の名で地域の人に親しまれてきた。新型コロナウイルスの影響により、今年は3年ぶりの開催となる。十条冨士塚(高さ約5.8m)は、江戸時代中期以来、地域の冨士講が冨士信仰にもとづく祭儀を行ってきた場。古墳と推定される塚には、実際の富士山を模すように溶岩が配され、頂上には富士山の神体の分霊を祀る石祠が置かれている。また、中腹にも富士山の五合目近くの小(こ)御嶽(みたけ)神社の石祠が置かれ、頂上に続く石段の左右にはひと昔の登山路の跡も残されている。富士山に見立てた冨士塚に線香を持って登頂し、頂上にある石祠に参拝すれば、霊峰富士山に登拝したのと同じご利益を得ることができると言われている。なお、今年の大祭は東京都が実施する十条冨士塚再整備工事に伴い、近隣に設置された仮宮で開催する。来年の大祭は、再整備(現状変更)後の冨士塚で開催を予定している。また、境内では数量限定で魔除け招福の縁起物の「麦わら蛇(じゃ)」(1,000円)が頒布され、冨士塚脇の十条駅方面へと続く道(約280m)の両側には30日から約200の露店も出店。縁日のように毎年大勢の参詣客でにぎわう。
富士山を信仰の対象として結成された地域的及び自主的な民間の信仰団体。江戸時代の初めに長谷川角(かく)行(ぎょう)によってその基盤が造られたが、江戸時代中期に食(じき)行(ぎょう)身(み)禄(ろく)(伊藤伊兵衛)が登場して、のちに冨士講の主流となった身禄派の冨士講の基盤を組成した。
(令和4年6月13日プレスリリース)
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