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掲載開始日:2022年6月30日
最終更新日:2022年6月30日
6月29日(水曜日)、わくわく袋ひろば(赤羽北2-15-3、袋小学校内)で、アテネパラリンピック競技大会のマラソン(視覚障害)で金メダルを獲得し、現在北区スポーツ大使として活躍されている高橋勇市さんと小学生たちの交流会が実施された。
これは、北区ゆかりのアスリートが区内の各わくわく☆ひろば*1を訪れ、トップアスリートとの交流を通して、小学生たちに夢と希望を持ってもらうことを目的としたもの。
この日、視覚障害者が取り組むスポーツ種目の紹介や今後の目標についての話を聞いた小学生たちは、目標のために努力を欠かさないことの大切さなどを学ぶ貴重な時間を過ごした。
(写真:高橋さんへの質問コーナーの様子)
北区内の小学生は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、アスリートのすごさやスポーツが与える感動などといった機会を直接肌で感じることができなかった。また、小学生の放課後の居場所や生活の場であるわくわく☆ひろばでは、コロナ禍における制限で、アスリート等と交流する貴重な機会も減っている。このことから、小学生たちが夢に向かって成長できる経験や感動を持つ場として、アテネパラリンピック競技大会のマラソン(視覚障害)で金メダルを獲得し、2005年に北区区民文化奨励賞を受賞、2016年から北区スポーツ大使として活躍されている高橋勇市さんとの交流会が決定。初日の6月29日(水曜日)は、わくわく袋ひろばを訪問した。
この日、高橋さんは、パラリンピックの競技種目紹介や、「2年後に行われるパリパラリンピック競技大会の代表選手になれるよう、一生懸命練習しています。」という今後の目標について話した。
そして、アテネパラリンピック競技大会で獲得した金メダルが披露されると、小学生たちは、「見た目より重い!」など声を上げ、間近で見るメダルの輝きに感動しているようだった。
また、質問コーナーでは、「今までとったメダルの数を教えてください。」や「どうしたら速く走れますか。」などの幅広い質問がされ、「小学生時代、中休みの時間はずっと校庭を走っていました。」という高橋さんの回答に驚きの声が上がるほか、好きなキャラクターについて語り合うなど、小学生たちとの交流が深まった様子であった。
交流会に参加した2年生の児童は「金メダルは重くて綺麗だった。高橋さんはたくさん走る練習をしていると聞いたので、自分もリズムクラブの練習を一生懸命頑張りたい。」と話してくれた。
*1 わくわく☆ひろば 北区放課後子ども総合プランの愛称。
2004年 国際盲人マラソンかすみがうら大会 2時間37分43秒 世界記録樹立
アテネパラリンピック競技大会 マラソン 金メダル
10000m 4位入賞
2005年 北区区民文化奨励賞受賞
2006年 第4回IPC陸上競技世界選手権大会 マラソン 金メダル
2008年 北京パラリンピック競技大会 マラソン
2012年 ロンドンパラリンピック競技大会 マラソン
2016年 北区スポーツ大使就任
15時~15時30分 | 16時~16時30分 | |
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6月29日(水曜日) | わくわく袋ひろば | わくわく浮間ひろば |
7月1日(金曜日) | わくわく赤西ひろば | わくわく桐ケ丘郷ひろば |
7月5日(火曜日) | わくわく西が丘ひろば | わくわく王三ひろば |
7月6日(水曜日) | わくわく稲田ひろば | わくわくなでしこひろば |
7月13日(水曜日) | わくわく西ケ原ひろば | わくわく王二ひろば |
7月15日(金曜日) | わくわく滝野川ひろば | わくわく堀船ひろば |
7月19日(火曜日) | わくわく東十条ひろば | わくわく神谷ひろば |
7月21日(木曜日) | わくわく王一ひろば | わくわく王子ひろば |
上記の小学校への訪問のほか、7月1日(金曜日)午後1時から適応指導教室「ホップ・ステップ・ジャンプ教室」*2での交流事業を実施する。
*2 適応指導教室「ホップ・ステップ・ジャンプ教室」
様々な要因で学校に行くことができない児童・生徒に対する居場所支援や学習支援等を行う通級教室。
(令和4年6月30日プレスリリース)
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電話番号:03-3908-9128