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掲載開始日:2022年10月20日

最終更新日:2022年10月20日

小学校で「鍛金教室」開催

221020-110月18日(火曜日)、西ケ原小学校(西ケ原4-19-21、諸田哲校長)で、北区在住の鍛金家、重要無形文化財保持者(人間国宝)の奥山峰石氏を講師に迎え、「鍛金教室」が開催された。これは、西ケ原小学校の「技科活動」の授業の一環として、鍛金を学んでもらおうと開かれたもの。この日、5年生の児童68名が参加し、奥山峰石氏による純銀の板を使った鍛金の実演を見学した。
児童たちは、現代の名工から直接指導を受けるという貴重なひとときを過ごし、伝統工芸の魅力を肌で感じていた様子だった。

(写真:奥山峰石氏から指導を受ける児童の様子)

この日、西ケ原小学校で、講師に重要無形文化財保持者で北区名誉区民の奥山峰石氏(北区西ヶ原在住)を迎え、伝統工芸特別講座「鍛金教室」を開催した。今回、「技科活動」の授業の一環として、9年ぶりに開かれた教室で、5年生の児童68名が参加した。「技科活動」は、コミュニティ・スクール*1である西ケ原小学校が長年続けている教育活動のこと。地域在住の名人から様々な伝統の「技」を直接伝授してもらうことで、児童の心身をたくましく育てることをねらいとしている。
奥山峰石氏の挨拶後、児童は、奥山峰石氏による純銀の平板を使った鍛金の実演を見学した。
まず、用意された純銀の正方形の平板に定規やコンパスを使って、板の中心に目印をつける作業を行った。中心が定まった後、中心にコンパスを合わせて円を描き、線に沿って専用のはさみで切断した。角を落としてから線に沿って切断する様子を見た児童は、「すごい」「切れるんだ」と切れていく金属に驚いた様子だった。その後、金槌で叩きながら丹念に器を型取っていった。実演の中で奥山氏は、「金属は火を入れると柔らかくなり、叩くと固くなる。」と金属の性質について児童たちに紹介してくれた。その後、実際に児童10名が鍛金を体験。児童たちは、初めて行う作業に戸惑いながらも、真剣な眼差しで平板を叩きながら、奥山氏から叩き方のコツや叩く姿勢を教わっていた。
実際に体験した児童は、「叩いた跡がついてしまって消すのが大変だったが、先生はうまく消していてすごいと思った。正しい姿勢で取り組まないときれいな作品ができないということが分かった。」と感想を話してくれた。
鍛金教室の最後に奥山峰石氏は、「自分が今やらなければいけないことに対して、1番になるぞと思って取り組むことが大切です。今は大人になるための準備期間なので、しっかりと勉強していい大人になってください。」と児童たちにエールを送った。

1 コミュニティ・スクール

地域に開かれ、信頼される学校づくりを進めていくために、保護者や地域の意見を学校運営に反映させる制度

<参考>

奥山峰石氏:北区西ヶ原在住。昭和12年山形県新庄市に生まれる。昭和27年、鍛金家笠原宗峰氏に弟子入り。昭和59年、伝統工芸日本金工展において文化庁長官賞を受賞。平成7年、重要無形文化財保持者認定、北区名誉区民に選定。平成9年、紫綬褒章受章。平成19年、旭日小綬章受章。

(令和4年10月20日プレスリリース)

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