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掲載開始日:2023年5月11日

最終更新日:2023年5月11日

<事前案内>「河童忌2023 芥川龍之介シンポジウム「作品を語る」」を開催

230511_1_17月23日(日曜日)に、滝野川会館大ホール(西ケ原1-23-3)で、「河童忌2023芥川龍之介シンポジウム「作品を語る」」が開催される。参加費無料。
「河童忌」*1は、忌日である7月24日に際し、昭和18年まで毎年行われていた芥川龍之介を偲ぶ会。
芥川没後90年を契機に遺族の要望を受け復活し、今年で7回目となる。今回は、北区文化振興財団設立35周年・田端文士村記念館開館30周年記念事業として、「河童忌」の前日に、芥川賞受賞作家や研究者を招き、数々の芥川作品の魅力について語るシンポジウムを行う。

(写真:芥川龍之介 ©国立国会図書館「近代日本人の肖像」)

「河童忌」とは、現在、芥川龍之介の忌日を指して用いられることが多いが、当初は、芥川の没後昭和18年まで毎年開催されていた“偲ぶ会”を指していた。この会には毎回のように記念帖が用意され、出席する親しい友人や芥川を慕う文士たちが、各々生前の芥川に想いを馳せて、俳句や画をしたためていたという。

没後90年を迎えた平成29年に遺族の要望を受け、田端文士村記念館が「河童忌」を復活させた。今年で7回目となる本年は、芥川龍之介賞受賞作家である堀江敏幸氏を招き、基調講演「門と窓 - 「蜃気楼」と「三つの窓」について」を開催。さらに、芥川龍之介研究者である小澤純氏、髙橋龍夫氏、奥野久美子氏によるシンポジウムでは、「羅生門」をはじめ、教科書を中心に今も読み継がれる数々の芥川作品の魅力について、発表やディスカッションを行う。

<開催日時> 7月23日(日曜日)
午後1時開演(午後12時30分開場)
<開催場所> 滝野川会館大ホール(西ケ原1-23-3)
アクセス:JR京浜東北線「上中里駅」徒歩7分
JR山手線「駒込駅」北口徒歩10分
地下鉄南北線「西ケ原駅」出口1徒歩7分
 ※田端文士村記念館が休館中のため、近隣施設での開催となります。
<募集人数> 350名(応募多数の場合は抽選)
<申込方法> 往復はがきまたは申込フォームで6月26日(月曜日)必着 
※応募は1件につき2名まで可。
【往復はがき記入事項】
往信の裏面:「河童忌2023希望」と記入し、郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢を明記。※2名の場合は両名分。
返信の表面:住所・氏名 ※2名の場合は代表者。
【申込フォーム】

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< 参加費 > 無料
<ホームページ> https://kitabunka.or.jp/tabata/

*1 河童忌

昭和2年7月24日、芥川龍之介は田端の家で自ら命を絶ち、35歳で生涯を閉じた。翌年より命日には、親しい友人や芥川を慕う文士たちが、芥川家からほど近い、会席料理屋「天然自笑軒」で遺族をかこんで偲ぶ会「河童忌」を開催。昭和18年まで毎年続けられ、その模様は文藝春秋社や時事寫眞新報社などが取材している。その後、第二次世界大戦のため一時中断したが、戦後に五十回忌など、数回開催された記録が残っている。

(令和5年5月11日プレスリリース)

お問い合わせ

所属課室:【その他】田端文士村記念館

電話番号:03-5685-5171