ホーム > 区政情報 > 広報・広聴 > 報道 > プレスリリース > 令和6年5月プレスリリース > 【5月20日】令和6年度「北区総合水防訓練」実施

ここから本文です。

掲載開始日:2024年5月20日

最終更新日:2024年5月20日

令和6年度「北区総合水防訓練」実施

240520-1-15月18日(土曜日)、荒川河川敷(志茂5丁目41番先、岩淵水門野球場)で、北区総合水防訓練を実施した。
この訓練は、台風や局地的な集中豪雨により、北区内で予想される都市型水災や、石神井川の越水等による災害を想定して行われるもの。東京消防庁、北区及び関係機関が連携した訓練を実施することで、総合的な水防活動能力の強化を図るとともに、住民参加型の訓練を行うことにより、地域防災力の向上を図り、各種水災への万全を期することを目的としている。
この日は、消防職員や区内消防団、町会自治会、北区職員などが参加した。

(写真:訓練の様子)

今回の訓練は「5月18日未明、東京地方に大雨洪水暴風警報が発令されるとともに、北区豊島2丁目周辺では石神井川が増水し、越水危険が発生し住宅等への浸水危険が発生している」という想定で行われた。
王子消防署や王子消防団、北区土木緊急工作隊、北区職員などの指揮のもと、河川越水危険現場において、土のうを積んで付近一帯地域への越水および地下や床上への浸水を防止する「積み土のう工法」、積土のうを防水シートで覆い防水性を向上させた「改良積み土のう工法」、15mの連結すいのうを2基並べ、可搬ポンプを活用して河川から充水して作成する「連結式水のう工法」、土のうで通風口を囲み地下への浸水防止を図る「地下鉄通風口浸水防止工法」、建物内への浸水防止を図るもので消防隊が災害現場で使用する三連はしごと防水シートを活用した「地下浸水防止工法」が実施された。
さらに、地域の住民と災害時支援ボランティアによる、身近にある段ボールやビニール袋などを活用して建物への浸水を防ぐ「簡易水防工法」も行われ、地域の防災力向上を図った。
車両展示ブースでは、水上バイクと救命ボートを積載可能な救出救助車、毎分3,000リットルの水を排水可能な排水ポンプ車、夜間の照明活動や消防機器などに電力を供給する電源車として使用できる照明電源車が並んだ。そのほか、浸水時の扉の重さが体験できる水圧ドアの体験が行われた。
 区道路公園課は、「水防訓練は毎年行うことが必要であるが、昨年は前日からの大雨により中止となったため2年ぶりの開催になった。集中豪雨や台風シーズンを控え良い訓練となったと考えており、有事の際には訓練を活かして迅速に対応したい」と話している。

(令和6年5月20日プレスリリース)

お問い合わせ

所属課室:土木部道路公園課

電話番号:03-3908-9213