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掲載開始日:2024年6月13日
最終更新日:2024年6月13日
6月11日(火曜日)、区立王子第二小学校(王子本町2−2−5、江口千穂校長)で「中央工学校と連携した体力調査」が実施された。
本プログラムは、近隣の学校と連携することにより、地域の結び付きを強化し、子ども達の王子を愛する心を育むとともに、測定に用いる機材や技術を学ぶことで、キャリア教育へ繋げることがねらい。
子ども達は中央工学校の学生と交流しながら記録を測定し、ボールを投げた距離を測ることのできるトータルステーションと呼ばれる測量に用いる機材を見学する貴重な時間を過ごした。
(写真:測定の様子)
この日、小学校1年生から6年生までの児童270名がソフトボール投げや立ち幅跳び等の体力調査を行い、中央工学校の教授2名・学生25名が記録や測定補助を行った。
子ども達は、ソフトボール投げ、反復横跳び、立ち幅跳び、長座体前屈、上体起こしと順番に行い、「惜しい、1回目より上手になっているよ」など、学生と交流をしながら体力調査を進めていた。
測定にはトータルステーションと呼ばれる機材を使用し、子ども達の注目を集めていた。これはボールを投げる位置を始点として予め機材に登録しておき、ボールが地面に落ちた位置を終点としてピンポールと呼ばれるプリズムが付いた棒を置く。その始点と終点への距離と角度を観測することにより、ボールの飛距離を計算することができる。
参加した6年生の子どもは「今まではテープを使って手動で測っていたけれど、この機材を使うと自動ですぐに距離が測れて記録が出るのですごいと思った。測量士という仕事があることを今日初めて知り興味をもった」、測定補助をした学生は「子ども達と関わることができて良い機会になった。測量士という仕事があることを知ってもらい、将来なりたいと思ってもらえたら」と話してくれた。
王子第二小学校の江口校長は、「中央工学校のお兄さんお姉さん達が、体力調査にチャレンジする子ども達をたくさん励ましてくれた。測量の機材をのぞかせてもらい、目を輝かせていた。交流を通して、同じ王子のまちを愛する心をより一層高めてくれたと思う」、中央工学校の魚野室長は、「測量というものに少しでも興味をもってもらえたら嬉しい。学生たちは将来、測量士として発注者や地権者等とのコミュニケーションが必要とする場面があるため、子ども達と関わることでその能力の向上に繋がるといい」と取組への思いを語った。
(令和6年6月13日プレスリリース)
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