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掲載開始日:2024年6月18日
最終更新日:2024年6月18日
7月24日(水曜日)に、田端文士村記念館(田端6-1-2)で、河童忌2024特別講演会「書斎“澄江堂”を大解剖!」が開催される。入場無料。
「河童忌」*1は、芥川龍之介の忌日である7月24日に際し、昭和18年まで毎年行われていた芥川を偲ぶ会。
2026年度開館予定の(仮称)芥川龍之介記念館では、田端の旧居跡地に書斎“澄江堂”が再現される。本講演では、数々の名作を生み出した書斎に並んだ芥川のお気に入りの品々を、夏目漱石や室生犀星らとのエピソードなどとともに、田端文士村記念館研究員が解説する。
(写真:芥川龍之介©国立国会図書館「近代日本人の肖像」)
「河童忌」とは、現在、芥川龍之介の忌日を指して用いられることが多いが、当初は、芥川の没後昭和18年まで毎年開催されていた“偲ぶ会”を指していた。この会には毎回のように記念帖が用意され、出席する親しい友人や芥川を慕う文士たちが、各々生前の芥川に想いを馳せて、俳句や画をしたためていたという。
本講演会では、2015年の「芥川龍之介 田端の家 復元模型」製作時、そして2026年度開館予定の(仮称)芥川龍之介記念館における書斎再現にあたって調査を続ける、芥川の八畳の書斎について、愛用品などを師・夏目漱石や友人・室生犀星らとのエピソードと共に紹介する。
7月24日(水曜日)午後2時開演(午後1時30分開場)
田端文士村記念館 多目的ホール(田端6-1-2)
アクセス:JR京浜東北線・山手線 田端駅北口から徒歩2分
※駐車・駐輪場は隣接の有料施設をご利用ください。
無料
100名(抽選・全席自由)
往復はがきまたは申込フォームで7月1日(月曜日)必着
※応募は1件につき2名まで可。
【往復はがき記入事項】
往信の裏面:「河童忌2024」と記入し、住所・氏名・電話番号・年齢を明記。※2名の場合は両名分。
返信の表面:応募者の住所・氏名
【申込フォーム】
https://kitabunka.or.jp/tabata/(外部サイトへリンク)
特別展 河童忌記念帖2024in 田端
2024年6月8日(土曜日)~9月21日(土曜日)
芥川龍之介の辞世の句「水涕(みずばな)や鼻の先だけ暮れ残る」が収録された『澄江堂句集』などを展示中。
昭和2年7月24日、芥川龍之介は田端の家で自ら命を絶ち、35歳で生涯を閉じている。翌年の命日、親しい友人や芥川を慕う文士たちは、芥川家からほど近い、会席料理屋「天然自笑軒」で遺族をかこんで偲ぶ会「河童忌」を開催。昭和18年まで毎年続けられ、その模様を文藝春秋社や時事寫眞新報社などが取材している。その後、第二次世界大戦のため一時中断したが、戦後にも五十回忌など、数回開催された記録が残っている。
(令和6年6月18日プレスリリース)
お問い合わせ
田端文士村記念館
電話番号:03-5685-5171