堀船地区でデマンド型交通の実証運行開始

6月26日（水曜日）、(株)読売プリントメディア東京北工場で、6月27日（木曜日）から実証運行を開始する北区デマンド型交通の出発式が開催された。
これは駅やバス停から距離があり、交通利便性の向上が求められている堀船地区において、狭い道路など地域の特性に応じた移動手段を検討するため、バスではなくタクシーを利用した予約制の小型乗合い交通の導入に伴うもの。
年度末までの実証運行を経て利用者の数や満足度により事業効果を検証する。

（写真：出発式の様子）

北区では、令和3年3月に「北区地域公共交通計画」を策定し、だれもが安心して快適に移動できるまちをめざし、駅やバス停からの距離などにより公共交通機能を向上すべき箇所へコミュニティバス導入を進めてきた。一方で、狭い道路などバスの運行が困難な地区への対策として小型乗合い交通等、地域の特性に応じた移動手段の検討も進めてきた。
このたび、公共交通機能の向上が必要な面積が多い王子東地域の中でも、地元町会自治会から具体的な運行計画の提案があった堀船地区において、令和6年6月27日（木曜日）からデマンド型交通の実証運行が開始されることとなった。
実証運行は令和7年3月末までを予定しており、利用者数やアンケート調査による利用者満足度に基づき事業効果を検証するとともに、令和7年度に着手する「北区地域公共交通計画」見直しに向け、新たな交通手段としての位置づけを検討する。
　運行開始の前日となったこの日、やまだ北区長をはじめ、町会・自治会、運行事業者である「北区タクシー・バス事業協議会」（＊1）など、関係者が出発式に参加。やまだ北区長は「この実証運行の結果を踏まえ、より適切な交通手段の検討や地域公共交通計画の見直しを進め、北区の更なる利便性と魅力の向上に繋げていきたい。」と述べた。

1 北区タクシー・バス事業協議会

区と「災害時におけるタクシー・バス車両による緊急輸送協力に関する協定」を締結している区内交通事業者等で構成される協議会。

利用についての詳細は以下ページへ

https://www.city.kita.tokyo.jp/kotsu/demand.html

（令和6年6月26日プレスリリース）