ここから本文です。
掲載開始日:2024年7月2日
最終更新日:2024年7月2日
6月28日(金曜日)、区立稲付中学校(赤羽西6-1-4)で、リオデジャネイロ2016オリンピックにラグビーフットボール※1で出場した谷口(たにぐち)令子(のりこ)さんが教師役を務める「JOCオリンピック教室」が開催された。
これは、オリンピアンが教師役となり、オリンピックに出場して感じた「オリンピズム」や「オリンピックの価値」等を直接生徒に伝えると同時に、この価値を多くの人々に共有してもらうため、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)が行う特別授業。
授業終了後には、パリ2024オリンピックに向けたTEAM JAPAN(日本代表選手団)応援機運醸成施策「TEAM JAPANと一歩、踏み出そうキャンペーン」が行われ、生徒自身が選手の一歩を後押しするメッセージを送った。
(写真:授業の様子)
北区は、令和元年8月30日、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)と、23区で初となるパートナー都市協定を締結(板橋区と同日)。この協定に基づき、令和2年度から区内中学校で「JOCオリンピック教室」を開催しており、今回で11校目の開催となる。
これは、オリンピアンが教師役となり、オリンピックに出場して感じたオリンピックの価値などを生徒に直接伝えると同時に、この価値が選手だけのものではなく、多くの人々が共有し日常生活にも活かすことのできるものであること、さらに、こうした考え方があるからこそオリンピックに価値があることを生徒たちに学んでもらうことを目的に、JOCが行う特別授業。
この日、区立稲付中学校の2年生2クラスの73名は、ラグビーフットボール競技でリオデジャネイロ2016オリンピックに出場し、現在も現役選手として活躍する谷口令子さんが教師役を務める「JOCオリンピック教室」に参加。1コマ目の運動の時間では、タグを活用し接触プレーをなくした「タグラグビー」を体験した。生徒がパスワークからトライを決めると拍手と歓声が上がり、競技の難しさ、楽しさを体感した。2コマ目の座学の時間では、自身の体験を交えながら「エクセレンス」「フレンドシップ」「リスペクト」といったオリンピックの価値を生徒たちに伝えた。生徒たちはグループワークでお互いに自分の夢を発表し、どうしたら実現できるかを話し合った。
授業を受けた生徒は「夢を叶えたいという強い意志があれば夢に近づけることを学んだ。勇気をもらった。」と感想を述べた。教師役を務めた谷口さんは「自分が心から好きと言えるようなこと見つけて、継続して続けて欲しい。」と思いを語った。
また、授業終了後には、パリ2024オリンピックのTEAM JAPAN(日本代表選手団)応援機運醸成施策「TEAM JAPANと一歩、踏み出そうキャンペーン」が行われ、パリ2024オリンピックをきっかけに生徒自身が選手の一歩を後押しするメッセージを送った。最後に北区の事業として、稲付中学校出身でパリ2024大会に出場予定の選手に対し個別に応援メッセージを記入した。これは後日選手に届けられる予定。
ラグビーフットボールは相手を抜くステップ、走りきるスピード、パス、キック等、後ろにしかパスが出来ないこと以外は自由度が高い競技で、様々な戦術を駆使して相手陣のゴールラインにボールを運ぶことで得点が得られる競技。得点後にはキックによる加点もある。フィールドの大きさは、7人制でも15人制と同じ、幅70m、長さ100m。広いフィールドを少ない人数でプレーする分、一人一人のスピードやタックルの強さが一層求められる。
谷口 令子さん【ラグビーフットボール】
・主な成績
2016年 リオデジャネイロ大会 10位
2013年 ARFUアジア女子セブンズシリーズ第2戦インド大会 優勝
2014年 ARFUアジア女子セブンズシリーズ第2戦中国大会 優勝
2017年 ワールドラグビー女子セブンズシリーズコアチーム予選大会 優勝
2018年 アジア競技大会 優勝
(令和6年7月2日プレスリリース)
お問い合わせ
所属課室:地域振興部スポーツ推進課トップアスリートのまち推進係
〒114-8503 東京都北区王子1-11-1(北とぴあ10階)
電話番号:03-5390-1136