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掲載開始日:2024年7月19日
最終更新日:2024年7月19日
7月18日(木曜日)、北とぴあつつじホール(王子1-11-1)で、「祝!新一万円札発行記念 渋沢栄一特別講演会」が開催された。
これは、7月3日(水曜日)に渋沢栄一が肖像の新一万円札が発行され、発行後の盛り上がりをそのままに、7月26日(金曜日)から開幕するパリ2024オリンピックに関連して渋沢とフランスをテーマに開催されたもの。
フランス文学者・鹿島茂氏による基調講演と講談師・神田京子氏による講談の2部制で開催された講演会で、参加者たちは渋沢栄一の激動の半生に聞き入った様子だった。
(写真:第二部 講談の様子)
北区では、昨年から新一万円札発行に向け「新一万円札発行カウントダウンプロジェクト」を推進してきた。同プロジェクトは、新紙幣発行後も、シビックプライドの醸成や渋沢の理念を多くの人に伝えるため、様々なイベントを予定している。
この日も、7月3日(水曜日)の新紙幣発行で盛り上がっている中、7月26日(金曜日)に開幕するパリ2024オリンピックに関連して、渋沢栄一とフランスをテーマに「祝!新一万円札発行記念 渋沢栄一特別講演会」が開催された。今回の講演会は主催北区、共催東京商工会議所北支部で、東京商工会議所北支部設立50周年記念事業となっている。
第一部は、フランス文学者の鹿島茂氏による「渋沢栄一が見た仏蘭西(フランス)・巴里(パリ)」と題した基調講演。渋沢栄一のフランスでの体験が、その後の渋沢の人生にどのように活きたのかをテーマに講演を行った。観客たちは、あまり知られていない渋沢とフランスのつながりに、興味深く聴き入っていた。
第二部は、講談師の神田京子氏が「渋沢栄一伝~パリ編~旅で見たもの聞いたもの!止まらない好奇心と行動力が開く道。」と題した講談を披露。渋沢栄一がパリ万博までの旅中体験も含めて世界をどう捉えたかを血湧き肉躍る語り口でユニークに熱演。渋沢の功績を伝える場面では観客は大きくうなずくなど、神田京子氏の一挙手一投足に会場からは笑いや拍手が沸き起こっていた。クライマックスではシンガーソングライターの小田留意氏がサプライズで登場。渋沢の半生を連想させる「ヒビキアイ」を熱唱した。観客は静まりかえった会場にヒビキ渡る歌声に心を掴まれている様子だった。
講演会に訪れた70歳代の男性は、「渋沢栄一と北区に関するお話を聞けて感激しました。いい時間を過ごせたことに感謝したいです。北区を大好きになりました。」と笑顔で話してくれた。
東京都北区
東京商工会議所北支部
(令和6年7月19日プレスリリース)
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