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掲載開始日:2024年8月30日

最終更新日:2024年8月30日

「親子でリデュースクッキング調理実習会」開催

240830-2-18月21日(水曜日)、東京家政大学(板橋区加賀1-18−1)で、「リデュースクッキング」を学ぶ調理実習会が開催された。リデュースクッキングとは普段は生ごみとして捨ててしまいがちな部分も活用する調理方法。
これは、北区が包括協定を結ぶ同大学と協力し、生ごみの減量や食品ロスの削減の啓発活動の一環として、行われたもの。
この日、全2回32名の小学5・6年生(区内在住・在学)児童とその保護者が参加し、実際にリデュースクッキングを体験。調理の仕方を少し変えることで、美味しさは変わらずに生ごみを減らすことができると実感していた様子だった。

(写真:リデュースクッキングを活用し調理をする参加者の様子)

近年、地球環境問題が深刻化する中、環境に配慮した食生活が重要になってきており、特に食品ロス(まだ食べられるのに捨てられている食べ物のこと)は、喫緊の課題となっている。令和4年度の日本の食品ロス量は約472万トンであり、国民一人当たりに換算すると、毎日おにぎり約1個分の食品が捨てられていることになる。北区においては、可燃ごみのうち生ごみが約35%をしめ、さらなるごみの減量化の視点からも食品ロスの削減が重要な課題である。(令和5年度家庭ごみ排出実態調査)
その背景から区は、エコ・クッキングの研究・推進を行っている東京家政大学と協働し、食材を有効活用したリデュースクッキングレシピ(生ごみ削減レシピ)*1の開発を平成25年度より開始し、このレシピを使用した調理実習会を開催している。このほか、家庭用生ごみ処理機等購入費補助事業やフードドライブ等を実施し生ごみの減量や食品ロスの削減に努めている。
32名の小学5・6年生児童とその保護者が参加したこの日、最初に東京家政大学の三神彩子非常勤講師と赤石記子准教授による講義と調理のデモンストレーションが行われた。参加者たちはエコな買い物の仕方や調理方法を題材としたカードゲーム等を通じて楽しみながら食品ロスを減らすための調理等のコツを学んだ。
講義の後は、いよいよ参加者による調理実習が開始。メニューは、手作りホットドッグ・フルーツホットドッグ・恐竜のたまご(ゆで卵)・ハニーレモネードの4品。普段の調理では捨ててしまいがちなニンジンの皮、キャベツの芯等や、食材を無駄にしない野菜の切り方を活用して調理を行った。
実際に生ごみの削減を実感した児童からは「今回ニンジンの皮も使用して調理をしたが皮を食べても違和感がなく、皮も食べられることを知った」との声や保護者からは「野菜等の皮を食べられる部分のぎりぎりまでむくことを学んだ。これからは野菜等の皮のむき方や切り方に気を付けたい」との声があった。
赤石准教授は「日々のちょっとした心がけで食品ロスや生ごみを減らすことができるので体験したことを家庭でもぜひ続けて欲しい。」と語った。

*1 リデュースクッキングレシピ(生ごみ削減レシピ)の詳細は、区ホームページを参照。
https://www.city.kita.tokyo.jp/r-seiso/kurashi/gomi/genryoka/gomizero/index.html

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