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掲載開始日:2024年9月28日
最終更新日:2024年9月28日
9月28日(土曜日)、北とぴあ地下1階展示ホール(王子1-11-1)で、区に息づく日本の伝統的な職人の技を身近に感じてもらい、その素晴らしさを伝えるため、匠による第32回「北区伝統工芸展」を開催した。
会場では作品の展示・即売のほか、職人たちによる技の実演、ろくろ・とんぼ玉づくり・江戸べっ甲のペンダント作りなどのものづくり体験が行われた。また、東京都名誉都民で重要無形文化財保持者(人間国宝)の奥山峰石氏の鍛金作品も特別展示されるなど、職人たちの繊細な作品やその熟練の技に触れる貴重な機会となった。
29日(日曜日)も開催。午前10時から午後5時まで。入場無料。来場者には職人の技法、作品を掲載した冊子「北区伝統工芸帖~桜の達人たち~」をプレゼントする。
(写真:組子コースターづくり体験の様子)
北区伝統工芸展(主催:北区・北区伝統工芸保存会)は、北区に息づく伝統工芸の熟練の技を披露し、作品の展示・即売・実演を通じて、その素晴らしさや大切さを身近に感じてもらおうと、高度な伝統の技をもつ区内の職人たちが一同に会して開催するもの。
今回は、縁起福熊手、染付、江戸表具、東京手描友禅、江戸文字凧絵、銀細工などの作品を展示。また、特別展示として、西ケ原在住の金工鍛金家で、重要無形文化財保持者(人間国宝)、北区名誉区民、東京都名誉都民、北区伝統工芸保存会相談役の奥山峰石氏の鍛金作品も展示された。
普段あまり見る機会がない刀鍛冶や浮世絵木版画などの実演では、その卓越した熟練の技に見学者たちは、瞬きを忘れるくらいじっと見つめ、“日本伝統の技”の美しさを肌で感じていた。また、東京仏壇のコーナーでは、組子コースターづくり体験が行われており、匠のお手本やアドバイスをもとに、一生懸命に木材を組み立てる子どもの姿がみられ、次世代を担う子どもたちにも日本伝統の職人の技が伝えられていた。そのほか、アルミメダル作りや、陶芸のろくろ体験、江戸べっ甲のペンダント・ストラップづくり、からくり屏風、布を染色する体験などの多彩な体験コーナーも設けられ、子どもから大人まで、職人になった気分で伝統のものづくりを楽しむなど、会場は子どもから大人までの大勢の人で賑わっていた。
北区伝統工芸保存会会長の岩田芳樹さんは「前年度に比べ、体験コーナーにもさらに力を入れていますので、ぜひ体験を通じて伝統のものづくりを楽しんでください。また、この伝統工芸展を通じて、職人の技術が詰まった伝統工芸品に触れてみてください」としている。
(令和6年9月28日プレスリリース)
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