ホーム > 区政情報 > 広報・広聴 > 報道 > プレスリリース > 令和2年10月プレスリリース > <事前案内> 記念事業「ドナルド・キーンと三島由紀夫」開催

ここから本文です。

掲載開始日:2020年10月26日

最終更新日:2020年10月26日

<事前案内> 記念事業「ドナルド・キーンと三島由紀夫」開催

201026-3-3北区は、名誉区民でありアンバサダーとしても活躍し昨年2月に逝去されたドナルド・キーン氏 *1の記念事業を、一般財団法人ドナルド・キーン記念財団*2との共催で、区立中央図書館(愛称:赤レンガ図書館、十条台1-2-5)において開催します。
展示は11月17日(火曜日)~12月28日(月曜日)まで。入場無料。
日本文学研究者であるドナルド・キーン氏と、今年没後50年を迎える作家・三島由紀夫氏について、その親交を物語る「写真」や「手紙」などゆかりの品を展示するとともに、キーン氏の息子である誠己氏*3による「講演会」と「スライド&トーク(展示品解説)」を開催し、ふたりの交流の軌跡をご紹介します。

<主 催> 一般財団法人ドナルド・キーン記念財団
<共 催> 東京都北区 ・ 東京都北区教育委員会

(左:ドナルド・キーン氏 右:三島由紀夫氏  1964年 虎ノ門 福田家にて対談(写真提供:中央公論新社))

一般財団法人ドナルド・キーン記念財団 代表理事 キーン誠己氏 コメント

日本文学研究者ドナルド・キーンの業績を顕彰すべく、本年5月に一般財団法人ドナルド・キーン記念財団を設立いたしました。この度、父ドナルド・キーンが45年の長きにわたって住み親しんだ北区のご協力をいただき、初めての企画展を開催する運びとなりました。
題して「ドナルド・キーンと三島由紀夫~三島没後50年によせて~」。来る11月25日は、親友だった三島さんの没後50年に当たります。この偉大な作家に関する企画をメインに据えることは、泉下の父もさぞ喜んでくれるのではないかと存じます。同時にそれは、日本文学を世界文学の一つに高めることに貢献した二人の文学者への、またとない供養であり、オマージュになると信じます。
 ささやかな展示ではありますが、三島さんとの17年間に及んだ友情の証しとして、キーン家に遺された品々を中心にお目にかけたいと存じます。講演会をはじめ、展示説明会を催すなど多くの皆さまにご覧いただけるよう充実した内容に努める所存です。展示品には初公開や初展示のものもございます。ご来場をお待ち申し上げております。

東京都北区長 花川 與惣太氏 コメント

このたび、一般財団法人ドナルド・キーン記念財団と北区の初めての共催事業となる企画展を開催できますことは、北区の誇りであり大きな喜びです。
 キーン氏は、北区西ケ原にある緑の美しい旧古河庭園をことのほか気に入り、「ここに暮らせば幸せになれる」と、同庭園を臨む場所に居を構え、45年もの間、執筆活動を続けてこられました。
平成8年に北区アンバサダーにご就任、平成18年には北区名誉区民の称号をお贈りし、区の知名度向上やイメージアップに多大なご貢献をいただきました。また、東日本大震災後に日本への永住を決意し、平成24年に国籍を取得されたことに、多くの人が感動と勇気をもらいました。キーン氏はこれからも世界の人々の心に生き続けるとともに、北区ではその功績を継承し未来へ繋いでまいりたいと思います。
本企画展では、キーン氏と没後50年を迎える三島由紀夫氏との交流を、財団の代表理事であり息子でもあるキーン・誠己氏の講演会や、二人の交友を物語る品々の展示などを通じてご紹介いたします。 
日本文学と日本文化の伝道師であるキーン氏の功績と魅力を身近に感じられる素晴らしい内容になっております。ぜひご来場ください。

記念事業内容

【1】展示

キーン氏と三島氏の親交を物語る「写真」や「手紙」など、ゆかりの品を展示し、ふたりの交流について紹介する。(初公開、初展示品の予定あり)
<開催場所> 区立中央図書館(十条台1-2-5)1階エントランス
<期 間> 11月17日(火曜日)~ 12月28日(月曜日) 
<開館時間> 月~土曜/午前9時~午後8時 ※日曜、祝日、12月28日は午後5時まで
 ※11月26日、30日、12月7日、21日は休館
<展示・掲載予定資料> 
 ・〔写真〕自決後にキーン氏に届いた三島氏最後の手紙 
 ・キーン氏の直筆原稿  ・絵馬(三島氏との旅行時のもの)
 ・三島氏に捧げた英訳「忠臣蔵」    ・三島氏から贈呈された著書
 ・〔写真〕三島氏の戯曲「黒蜥蜴」公演初日の楽屋
 ・三島氏サイン入りブロマイド ・その他

【2】講演会「父ドナルド・キーンと“親友”三島由紀夫」

キーン氏が生前に息子に語った英語版「忠臣蔵」への献辞のことについての三島氏とのやりとりや、三島氏からの最後の手紙「豊饒の海」の翻訳のことなど、誠己氏が、知られざるエピソード等も含めて紹介する。
<開催日時> 11月23日(祝)午後2時~3時
<開催場所> 区立中央図書館(十条台1-2-5)3階ホール
<費 用> 無料
<定 員> 40名(抽選)
<講 演> キーン誠己氏
<司 会> 中澤 雄大氏(ジャーナリスト・元毎日新聞記者)
<申込方法> 往復はがきで、11月4日(水曜日)(必着)まで ※申込は1名1通
 往信面裏 1.ドナルド・キーン記念事業 講演会 2.郵便番号・住所
 3.氏名(ふりがな) 4.年齢 5.電話番号(FAX番号) ※車イス席希望の方はその旨を朱書き
 返信面表 1.住所 2.氏名

【3】スライド&トーク(展示品解説)「17年の三島との友情の軌跡」

ふたりの交友を物語る展示品のスライドを見ながら、誠己氏がキーン氏の思い出と共に解説する。
<開催日時> 1.12月5日(土曜日)午後2時~3時 
2.12月18日(金曜日)午後2時~3時 ※1.2.同一内容
<開催場所> 区立中央図書館(十条台1-2-5)3階ホール
<費 用> 無料
<定 員> 各40名(抽選)
<解 説> キーン誠己氏
<申込方法> 往復はがきで、11月13日(金曜日)(必着)まで。件名を「スライド&トーク申込」とし、
1. 2.の別を記入。その他は【2】講演会と同じ


*1 ドナルド・キーン氏
 1922(大正11)年、ニューヨーク生まれ。日本文学研究者、文芸評論家。コロンビア大学名誉教授。コロンビア大学で日本文学を教えながら、古典から現代文学まで広く研究し、海外に紹介。日本文学の国際的評価を高めるのに貢献。2008年に文化勲章受章。2011年3月日本国籍取得を表明。2012年3月、帰化申請が受理され日本人となる。著書に『日本文学の歴史』『明治天皇』『百代の過客』『ドナルド・キーン著作集』『石川啄木』ほか多数。

*2 一般財団法人ドナルド・キーン記念財団
 ドナルド・キーン氏の業績と遺志を長く後世に伝えるとともに、日本の学術文化の発展に寄与することを目的に令和2年5月18日設立。代表理事はキーン誠己氏。

*3 キーン誠己氏
 浄瑠璃三味線奏者。2009年6月に新潟県柏崎で古浄瑠璃「越後国柏崎 弘知法印御伝記」を300年ぶりに復活上演した。2012年にドナルド・キーンの養子となる。

<ドナルド・キーン コレクションコーナー>
区立中央図書館には、1階フロアの一角に、ドナルド・キーン氏から寄贈された書籍788冊の閲覧ができる「ドナルド・キーン コレクションコーナー」が開設されている。
今回の記念事業開催期間中は、「ドナルド・キーン コレクションコーナー」横に、特設の「三島由紀夫コーナー」を設置し、関連図書を展示貸出する。


※ 事業詳細については、北区ホームページもご参照ください。
https://www.city.kita.tokyo.jp/somu/event/donald-keene1-1.html

(令和2年10月26日プレスリリース)

お問い合わせ

所属課室:総務部総務課

電話番号:03-3908-8623