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刀鍛冶

「砂鉄、木炭、炎、土、水」日本の五行が生み出す究極の鋼の美

日本刀は歴史が古く、様式が確立されたのは平安時代にまで遡ります。長い歴史の中で時代に応じ連綿と継承され今日にまで伝承されてきました。
国宝およそ千点の中の約一割あまりが刀剣であり、いかに鋼の美が尊ばれていたかがわかるでしょう。
刀剣の魅力である美しさは機能美から生まれています。「姿・鋼・刃文」いづれも欠ける事は許されません。その輝きは昔から神器や宝剣として大切にされ、人々の心の支えになっていました。
「御守刀として持つ人の心を鼓舞し、時に安らかな気持ちを与える。そんな心に響く刀を作りたい」と水木刀匠は目を輝かせていました。

水木 良光

みずき よしみつ

1983年生まれ。武蔵野美術大学彫刻科を卒業。東京都無形文化財 吉原義人と葛飾区無形文化財吉原義一に入門。2011年文化庁より作刀承認を受ける。2015年新作名刀展「短刀・剣の部」優秀賞。2016年新作名刀展「彫金の部」努力賞。2017年名物刀剣「薬研藤四郎」の復元作刀。2019年度「北区きらりと光るものづくり顕彰」技人部門受賞。2020年東京マイスター受賞

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太刀 号「迦楼羅」

むすひのまもり(玉鋼鍛錬地)

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刀鍛冶 水木 良光
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