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べっ甲の素材はウミガメの一種、タイマイの甲羅です。甲羅は非常に薄いので作品に応じた厚みを作る必要があります。模様と模様が合うように甲羅を組み合わせ、接着面を滑らかに磨き、きれいな水につけ、熱した鉄板に挟み、圧力をかけて張り合わせます。模様が美しくつながったら、様々な加工を行っていきます。装飾として蒔絵・彫刻・象嵌などを施すこともあります。
「べっ甲の最大の魅力は磨いた時に表れる美しい光沢」と森さんは語ります。
森 俊昭
もり としあき
1942年長崎県生まれ。父の跡を継ぎ2代目に。92年JJAジュエリーコンテスト通産省生活産業局長賞。97年北区産業人顕彰。01年東京都伝統工芸士認定。01年東京都優秀技能賞。北区未来を拓く産業人顕彰。日本宝飾クラフト学院講師。
江戸べっ甲 森 俊昭
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