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伝統木版画

沼辺木版は浮世絵木版画の技術を基本に新しい分野の木版画に挑戦もします

伝統木版画に代表されるものには、大きく(1)浮世絵木版画、(2)新版画、(3)現代版画があります。原画の作り方はそれぞれ異なり、また摺師以外にも職人が関わります。(1)では、絵師が原稿を描き、彫師が版木に彫り、摺師が絵師の指示に従い試摺りをして完成させます。(2)では、彫師が既存の絵を色分解して彫った版木を、摺師が絵画に近づけて仕上げます。(3)では、絵師自身が絵と色分解した原稿を描き、彫師が版木に彫り、摺師は版画家の指示に従い試摺りをして完成させます。(2)と(3)は(1)の技術を基盤として発展させたものです。摺師は、全分野の作品を摺ります。

沼辺 広伸

ぬまべ ひろのぶ

1991年生まれ。23歳の時アダチ版画研究所に摺師として入社し、5年間の修行を経て独立。父、伸吉と合同会社沼辺木版を設立し、摺師として活動している。

伝統の技を写真で楽しむ

新版画「踊る狐」(画家:小原古邨)

新版画「紫陽花に雀」(画家:小原古邨)

伝統の技を動画で楽しむ

伝統木版画 沼辺 広伸
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