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江戸文字 凧絵

江戸凧の特長、歌川派の華やかな凧絵技術を継承

江戸の庶民の遊びとして隆盛を極めた凧。凧づくりの主な流れは、まず、丈夫な和紙に絵柄を墨線で描きます。歌川派の武者絵は「けがき」が命といわれ、髭の躍動感、筆勢で雰囲気が変わります。次に透明感のある染料で色付けします。その後の工程「骨付け」「糸目付け」の具合で凧の揚がり方が違ってきます。
歌川派の凧絵技術を継承する志村さんは「凧の楽しみ方の5つ (1)絵を描く(2)作る(3)揚げる(4)創作(5)飾ること を分かりやすく伝えていきたい」と語ります。

志村 康夫

しむら やすお

1949年生まれ。歌川派最後の凧絵師・橋本禎造氏より凧絵技術を修得。石原裕次郎CM用、桑田佳祐等著名人の祝凧製作他、栃東関の化粧回しのデザインも手掛ける。毎年各地で個展を開催。90年米オレゴン州世界凧大会・凧絵アート部門グランプリ。東京都伝統工芸技術保存連合会理事。

伝統の技を写真で楽しむ

水滸伝「九紋龍史進(くもんりゅうししん)」

水滸伝「張順水門破り(ちょうじゅんすいもんやぶり)」

伝統の技を動画で楽しむ

江戸文字 凧絵 志村 康夫
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