2019年6月8日（土）

神谷中SF・地域合同防災訓練

　令和元年度の「サブファミリー総合防災訓練（防災体験学習）」と「地域合同総合防災訓練」が行なわれました。あいにく、前日からの雨により、雨天プログラムでの実施となりました。本年度は、１１町会・自治会に、小学５・６年生から中学３年生までを縦割り集団とし、地域の一員として組み込む計画でした。これには、訓練プログラムの拡大と質的向上を目指しておりましたが、実施できなかったことが残念でなりません。
　今年も国土交通省荒川下川河川事務所から「自然災害体験車」、「土嚢づくり訓練」のご協力をいただきました。前日の雨で濡れて、重くなった砂を使っての土嚢づくりは、非常災害に生かせる訓練となりました。東京消防庁赤羽消防署からは、都内に一車両しかない「ＶＲ防災体験車」を派遣していただき、各自がヘッドマウントディスプレイを装着して、これまでにない臨場感あふれる災害疑似体験をすることができました。ＡＥＤ体験は帝京大学学生の皆さんのおかげで、毎年充実したプログラムとなり、今回から１時間スパンで児童・生徒と地域の皆さんがじっくりと取り組むことができました。赤羽第二分団、王子消防団、防災課、赤十字奉仕団の皆様には雨天プログラムへの変更に対して、迅速な協力体制をいただき、ありがとうございました。訓練には延べ１０００名超える参加者規模があり、無事終わることができました。
　その後、初めての試みではありますが、絵食時間に各学級２・３名の方をお招きし、交流給食をして頂きました。そして、給食後に防災訓練の振り返り学習・意見交換会を実施しました。中学生が地域の担い手となり得る「共助」を育む一助の機会を得ました。今後は自らの町会・自治会の訓練にも共に参加し、地域との絆づくりにつながることを期待します。