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建具

木のぬくもりを伝え、部屋の品格を高める手作りの仕事

日本家屋の代表的建具の一つである障子は、組子の本数・細かさ・組み方・素材などで様々な意匠があります。写真の障子はあやめの模様に組子を入れる組子細工の技法を用いており、材料の選定から、木取り・加工・組立てと手作りで仕上げていきます。
「三宅島から避難し帰還を果たした方に、新築の際に建具を納品したところ、”わが家自慢の建具”と感謝の便りを頂きました」と嬉しそうに藤澤さんは語ります。

藤澤 稔

ふじさわ みのる

1945年生まれ。藤澤建具店に入社し、職人としての技術を獲得。父の後を継ぎ2代目社長となる。現在は取締役会長。近年は建具の他、伝統の技術を生かし店舗、家具なども手掛けている。職業訓練指導員として後継者の育成に努めており、社員が技能オリンピック・銀メダルを受賞。

伝統の技を写真で楽しむ

あやめ障子