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最終更新日:2016年3月21日

正岡子規「土筆(つくし)の歌十三首」から

赤羽根の汽車行く道のつくづくし又来(こ)む年も往(い)きて摘まなん

赤羽根のつつみに生ふるつくづくし伸びにけらしも摘む人なしに

赤羽根の摘み残したるつくづくし再び往かん老い朽(く)ちる間(ま)に

つくづくししじに生(お)ひける赤羽根にいざ行きて摘め満ちしるべせな

 

 明治35年頃、正岡子規(まさおかしき)はずっと病気で寝(ね)ていました。したがって、自分自身はつくしとりに出かけるわけにはいきませんでした。かわりに、妹の律(りつ)さんが、子規の弟子の碧悟桐(へきごどう)一家と赤羽にやってきました。その時の話をきいて作ったものです。

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