ご利用案内

開館時間
午前10時から午後5時(常設展示室観覧券の発行は午後4時30分まで)
※埋蔵文化財の届出等に関するお問合せ・受付
月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時
休館日
毎週月曜日
国民の祝日・休日の場合は開館し、直後の平日に振替休館
年末年始(12月28日~1月4日)
臨時休館日
観覧料
一般 300円(団体240円)
※障害者手帳をご提示いただいた場合は、一般券を半額でご利用になれます。(障害のある方お一人につき、介助者1名まで観覧料が免除になります。)
65歳以上 150円
小・中・高 100円(団体80円)
※小学生未満は無料
※団体扱いは20名以上

北区飛鳥山博物館だより ぼいす

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掲載開始日:

最終更新日:2015年4月23日

木造豊島清光坐像

東京都北区指定有形文化財(歴史資料)
平成6年11月22日指定

木造豊島清光坐像(複製)の写真

清光寺は、平安時代末期から鎌倉時代初期、豊島郡を中心に活躍した豪族豊島康家・清光が開基した寺院と伝えられ、ここには、清光の坐像が安置されています。
治承4年(1180)4月、源頼朝は石橋山の合戦に敗れて安房に逃れ、ここで軍勢を建て直して上総・下総・武蔵を経て鎌倉に至り、鎌倉幕府を樹立しましたが、このとき清光は子の葛西清重と共に源頼朝の軍に積極的に参陣し、鎌倉幕府の御家人として重用されるにいたりました。

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清光の伝記は、没年をふくめて詳らかでない点が多いのですが、嫁ぎ先での不幸をはかなんで荒川に身を投げた清光の姫および姫に殉じた侍女達の悲話の伝承「六阿弥陀縁起」、荒川で水死した子息を供養するために豊島の地に造立したという「豊島七仏」伝説が比較的広く知られています。
像の高さは47.5センチ、材質は檜材を使った寄木造りで、眼には水晶製の玉眼がはめられています。像の姿は、剃髪して身に衣と袈裟をつけた合掌姿の坐像です。三角襟といって襟の高さが頭頂にまでおよぶ襟をつけていますが、これは僧綱襟(そうごうえり)ともいって僧侶としての高い位を示しています。
製作時期は、体内の墨書によれば寛保2年(1742)10月16日、清光寺釈迦堂の祐貞という僧侶が願主となり、壇家で鹿浜新田(足立区新田3丁目)の長谷川弥右衛門が施主となって造立したことがわかります。
木造豊島清光坐像は、江戸時代に製作されたものではありますが、豊島清光という人物を偲ばせる現在の唯一の肖像であり、清光をめぐる伝承や縁起を考えるうえからも貴重な文化財といえます。
また北区飛鳥山博物館には、木造豊島清光坐像の複製品、関連資料の展示があります。

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場所

北区豊島7-31-7 清光寺

見学

清光寺本堂見学
土日・祝日の本堂内の見学は、事前に電話にて連絡が必要です

複製品展示
北区飛鳥山博物館 常設展示 水と大地の支配者たち

清光寺本堂見学など問合せ先

電話:03-3914-7794

散策のヒント

  • 文化財説明板
  • 誰でもトイレ(豊島馬場遺跡公園内)
  • ベンチ(豊島馬場遺跡公園内)

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