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掲載開始日:2014年3月20日
最終更新日:2023年5月19日
大気汚染とは、事業活動などの人間の活動によって、いろいろな汚染物質が大気中に排出され、人の健康や生活環境によくない影響が生じてくるとみられる状態をいいます。
大気汚染の発生源としては、工場、ビル等の固定発生源と、自動車などの移動発生源があります。
東京においては、産業、人口の集中により、多種多様な汚染物質が排出されています。
しかも、小規模な固定発生源の数が極めて多く、これらの発生源からの個々の排出量は比較的少ないものの、全体の汚染物質量は膨大なものとなっています。
大気汚染の原因となる主な汚染物質には、二酸化いおう、一酸化炭素、浮遊粒子状物質、二酸化窒素、 光化学オキシダントなどがあり、それぞれ環境基準が定められています。
北区では、区内の大気汚染状況を監視するため、北区役所となでしこ小学校の2ヶ所で常時測定を行って います。
【調査地点】
【各測定局の概要】
(1)北区役所局(北区王子本町1-15-22・北区滝野川2-52-10)
測定高さ:地上23m(風向・風速24m)※微小粒子状物質(PM2.5)は、地上16m
測定項目 | 測定方法 |
---|---|
窒素酸化物 | 化学発光法(ケミルミネッセンス法) |
浮遊粒子状物質 | β線吸収法 |
オキシダント | 紫外線吸収法 |
微小粒子状物質 | β線吸収法 |
風向・風速 | 矢羽プロペラ法 |
(2)なでしこ小学校局(北区志茂1-34-17)
測定高さ:地上10m
測定項目 |
測定方法 |
---|---|
窒素酸化物 |
化学発光法(ケミルミネッセンス法) |
浮遊粒子状物質 |
β線吸収法 |
微小粒子状物質(PM2.5)の詳しい測定結果については、「微小粒子状物質(PM2.5)の測定状況について」 をご覧ください。
一般大気中の有害大気汚染物質濃度を、北区役所ととしま若葉小学校の2ヶ所で調査しています。
【調査の地点及び回数】
【測定項目】
《測定項目》 |
《採取方法》 |
《分析方法》 |
---|---|---|
浮遊粒子状物質 |
ハイボリウムエアサンプラ法 |
ひょう量法 |
ニッケル及びその化合物 |
ハイボリウムエアサンプラ法 |
誘導結合プラズマ質量分析法 |
ひ素及びその化合物 |
ハイボリウムエアサンプラ法 |
誘導結合プラズマ質量分析法 |
マンガン及びその化合物 |
ハイボリウムエアサンプラ法 |
誘導結合プラズマ質量分析法 |
水銀及びその化合物 |
金アマルガム捕集法 |
加熱気化冷原子吸光法 |
揮発性有機化合物 |
容器採取法(減圧採取法) |
ガスクロマトグラフ質量分析法 |
揮発性有機化合物については、次の物質を測定しています。
ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン、アクリロニトリル、 塩化ビニルモノマー、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、1,3-ブタジエン、塩化メチル(令和3年度より測定)、アセトアルデヒド(令和3年度より測定)
採取方法及び分析法については、令和2年度の方法を掲載しています。
1.環境基準が設定されている物質(4物質)
《物質名》 |
《環境基準(年平均値)》 |
---|---|
ベンゼン |
3μg/立方メートル以下 |
トリクロロエチレン |
130μg/立方メートル以下 |
テトラクロロエチレン |
200μg/立方メートル以下 |
ジクロロメタン |
150μg/立方メートル以下 |
2.環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値(指針値)が設定されている物質(11物質)
《物質名》 |
《指針値(年平均値)》 |
---|---|
水銀 |
40ng/立方メートル以下 |
ニッケル化合物 |
25ng/立方メートル以下 |
ひ素及びその化合物 |
6ng/立方メートル以下 |
マンガン及びその化合物 |
140ng/立方メートル以下 |
アクリロニトリル |
2μg/立方メートル以下 |
塩化ビニルモノマー |
10μg/立方メートル以下 |
クロロホルム |
18μg/立方メートル以下 |
1,2-ジクロロエタン |
1.6μg/立方メートル以下 |
1.3-ブタジエン |
2.5μg/立方メートル以下 |
塩化メチル | 94μg/立方メートル以下 |
アセトアルデヒド | 120μg/立方メートル以下 |
区内2か所にある一般大気常時測定局における二酸化窒素の測定を補うために、区内10地点で簡易測定を行っています。
【調査地点】
【調査回数】
年12回
【調査方法】
《大気捕集方法》拡散捕集法
《分析方法》分析方法:トリエタノールアミン吸収ジアゾ化法
主要交差点及び沿道における大気汚染(二酸化窒素)の状況を調査しています。
【調査地点】
測定器設置個所は原則として道路端の民地側としています。
【調査回数】
年2回(夏・冬)
【調査方法】
《大気捕集方法》拡散捕集法
《分析方法》トリエタノールアミン吸収ジアゾ化法
一般環境大気中のダイオキシン類の濃度を把握するため平成10年から毎年調査しています。
【調査地点】
【調査回数】
年6回
【調査項目及び方法】
《調査物質》ポリ塩化ジベンゾーパラージオキシン、ポリ塩化ジベンゾフラン29種類、
塩化ビフェニル12種類
《調査方法》「ダイオキシン類に係る大気環境調査マニュアル(平成20年3月環境省)」に準拠
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所属課室:生活環境部環境課環境規制調査係
〒114-0002 東京都北区王子1-12-4 TIC王子ビル2階
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