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掲載開始日:2023年4月27日

最終更新日:2023年4月27日

「JOCオリンピック教室」開催

230427_014月21日(金曜日)、区立堀船中学校(堀船2-23-20)で、1998年オリンピック長野冬季大会にスキー/ノルディック複合※1で出場した荻原(おぎわら)次(つぎ)晴(はる)さんが教師役を務める「JOCオリンピック教室」が開催された。
これは、オリンピアンが教師役となり、オリンピックに出場して感じた「オリンピズム」や「オリンピックの価値」等を直接生徒に伝えると同時に、この価値を多くの人々が共有し、日常生活にも活かすことのできるものであることを学んでもらうため、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)が行う特別授業。

(写真:生徒たちにオリンピックの価値を伝える荻原さん)

北区は、令和元年8月30日、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)と、23区で初となるパートナー都市協定を締結(板橋区と同日)。この協定に基づき、令和2年度から区内中学校で「JOCオリンピック教室」を開催しており、今回で7校目の開催となる。

これは、オリンピアンが教師役となり、オリンピックに出場して感じたオリンピックの価値などを生徒に直接伝えると同時に、この価値が選手だけのものではなく、多くの人々が共有し日常生活にも活かすことのできるものであること、さらに、こうした考え方があるからこそオリンピックに価値があることを生徒たちに学んでもらうことを目的に、JOCが行う特別授業。

この日、区立堀船中学校の2年生71名は、1998年長野冬季大会に出場した元スキー/ノルディック複合選手の荻原次晴さんが教師役を務める「JOCオリンピック教室」に参加。

1コマ目の運動の時間では、モップの素材でできた履物を片足に履き、走らずに滑りながらチーム対抗で争う「滑走リレー」を実施した。体験したことのない珍しい動きに生徒たちは刺激を受けている様子であった。また、生徒たちはお互いに「頑張れ!」「負けるな!」と応援し合い、順位発表の際には、チームの枠を超えて拍手で称え合った。

2コマ目の座学の時間では、自身の体験を交えながら「エクセレンス」「フレンドシップ」「リスペクト」といったオリンピックの価値を生徒たちに伝えた。生徒たちはグループワークでオリンピックの3つの価値がどんな時に感じられるかを議論し、「当たり前のことに感謝すること」「お互いに励まし助け合うこと」など、日常生活で大切なことを改めて確認する貴重な機会となった。

授業を受けた生徒は「スポーツだけではなく様々な場面で、仲間を尊重し、大切にしていくことを学んだ。学校生活や部活で活かしていきたい」と感想を述べた。
教師役を務めた荻原さんは「成績だけにとらわれずに、オリンピックの3つの価値を常に心にもって学校生活を送ってほしい。」と思いを語った。

※1  スキー/ノルディック複合

ジャンプとクロスカントリーの両種目の成績によって順位を争う競技。ジャンプのテクニックや経験、クロスカントリーに必要とされるパワーや体力、精神力等、総合的な身体能力が求められることから、本場ヨーロッパではこの種目の王者に「キング・オブ・スキー」という称号が与えられる。

 

【参考】教師を務めたオリンピアン

荻原 次晴さん【スキー/ノルディック複合】

主な成績
<オリンピック競技大会>
1998年 長野冬季大会 団体  5位 ・ 個人  6位

<国際大会>
1995年 ノルディックスキー世界選手権大会  団体  優勝
  FISノルディック複合ワールドカップ  個人総合 4位

 

(令和5年4月27日プレスリリース)

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